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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】タツノオトシゴが高圧酸素療法で回復 「気泡病」治療の貴重な成功例に(米)<動画あり>

ペットとして飼われていたタツノオトシゴが気泡病を患い、大学の獣医学部に運ばれ高圧酸素療法を受けることとなった。同大学で初めての試みだったため治るかどうかは賭けだったというが、無事に回復し飼い主の元に返された。今回のケースは貴重な成功例として、気泡病治療の進歩に貢献したという。『KABB』などが伝えている。

米フロリダ州チーフランド在住のキャロル・ベンジさん(Carol Benge)は今年2月、1匹の小さなタツノオトシゴを購入した。黒ベースにグレーのラインが入ったこのタツノオトシゴを“ルーイ(Louie)”と名付けたキャロルさんは学校の先生として働いているが、コロナ禍で大変な時もルーイを眺めていればいつでもリラックスして落ち着くことができたという。

しかし9月に入ると、水面の方にある浄水器につかまって浮くのが好きだったルーイが平行にしか移動せず、時には逆さまになっていた。ルーイの不調に気付いたキャロルさんは「よく見ると尻尾のあたりに小さなパール状の粒がたくさん付いていることに気付きました」と当時の様子を説明する。

この状態をネットで調べてみると、気泡病という病名を見つけた。これは水生動物によく見られる病気で、水中の酸素や窒素が過剰になる事で皮膚の下や目に気泡ができてしまう。放置すれば血行阻害などにより死に至ることもあるという。

「すぐに対処しなければいけないと思いましたね。ルーイは既に家族の一員なので、絶対にルーイを助けようと動きました」と話すキャロルさんは、

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