誰からの助けもないまま1人で生活することがだんだんつらくなってきたという。また糖尿病でインスリンの自己注射が欠かせないため、1年前に「自分が希望する価格で購入してくれる人がいれば爪を切ろう」と一大決心をしたそうだ。
アイアナさんの爪は、Facebookのオンラインフリーマーケット「マーケットプレイス」に出品されており、希望価格は約490万円(35000ポンド)とのことだ。『LADbible』によると、12月28日の時点でアイアナさんの爪1本の買取価格は約10500円(75ポンド)というが、アイアナさんは「妥協するつもりはない」と明かしており、こう続けた。
「安い価格では爪を切ることも売ることもないわ。もし誰かが私の爪を買ってくれたら、付け爪として使うことも可能よ。ただ一つだけリクエストがあるの。それは約25センチ(10インチ)分だけ、私用に爪を残して欲しいの。」
アイアナさんが爪を切るまではまだ時間がかかりそうだが、「早く爪を切って、自由になりたい」という気持ちは人一倍強いようで、次のように語った。
「私の孫は長い爪に興味津々なの。でも爪を引っ張られると痛いし、爪が邪魔で孫と思い切り遊んでやることができないわ。それにこの爪だと何をやるにも時間がかかるのよ。だから爪を短くして、なんでもスピーディーに行えるようになるのを心待ちにしているの!」
なお「世界最長の両手の爪を持つ女性」のこれまでの最高記録は、2008年に認定されたアメリカのリー・レッドモンドさん(Lee Redmond)で865センチだという。リーさんは1979年から伸ばし始め、2009年に交通事故で爪を失った。
画像は『Guinness World Records 2017年2月7日付「Longest fingernails on a pair of hands (female)」、2008年2月23日付「Longest fingernails on a pair of hands ever (female)」』『LADbible 2020年12月28日付「Grandma With World’s Longest Nails Is Selling Them For £35,000」(Credit: Triangle New)』『Adomonline.com 2020年1月17日付「Meet 2020’s woman with longest fingernails」(Guinness World Records 2018 book)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)