イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】マイケル・J・フォックス、パーキンソン病の他に腫瘍や骨折と闘っていた「前向きに明るい面を見るんだ。きっと上手く行く」

「あれは間違いなく、最も暗い瞬間だったよ」と語った。

「キッチンの壁にもたれて、救急車を待っていたよ。最低だった。ニコニコした顔なんてできない。明るい面もないしポジティブにもなれない。全て後悔と痛みだけだった。」

そう感じたマイケルは、今の状態をそのまま受け入れ、前向きに生きるように決意したという。

「パーキンソン病、背中、腕。自分が経験してきたものを全て足しても、もっと辛い経験をしてそれを乗り越えてきた人がいる。そういった人達と比べると、自分はまだたいしたことないってね。こういった人達に、どう説明するんだ? 前向きになれよ。明るい面を見るんだ。きっと上手く行くとね。」

「常に感謝することを忘れなければ、楽観主義は持続可能だ。起こってしまったことを受け入れ、それをあるがままに受け入れることだ。だからといって変化させる努力を怠るということではない。罪や懺悔としてじゃなく、自分が適切だと思える範囲で受け止める。残りの人生でどれだけ頑張らなければならないのか分かり、次に進めるんだ。」

脊髄の腫瘍摘出手術後、腕を骨折していたマイケル・J・フォックス(画像は『Michael J Fox 2019年3月1日付Instagram「Thanks to David Marchese for a good conversation in @NYTmag」』のスクリーンショット)

苦しみを乗り越えたマイケルは現在、妻で女優のトレイシー・ポラン(60)と2人の間に授かった長男サムさん(31)、双子の娘アクイナさん(Aquinnah、25)とスカイラーさん(Schuyler、25)、三女エズメさん(19)ら家族との穏やかな生活を楽しんでいるという。

「今の生活は穏やかで、とても楽しい時間を過ごしているよ。人は信じてくれないけど、僕は人生を楽しんでいる。家族といるのが楽しいし、昔のように無駄なこともあまりしなくなった。そんなエネルギーや時間もないしね。50代で厳しい試練を乗り越えたことに感謝している。70代、80代まで悩むことにならなくて良かったよ。」

妻トレイシー(前中央)や4人の子供達と一緒に笑顔のマイケル(画像は『Michael J Fox 2020年6月21日付Instagram「Lucky dad」』のスクリーンショット)

マイケルは「短期記憶がダメになった。かつてはセリフや暗記が堪能だったけど、ここ最近の2つの仕事はセリフが多くて、悪戦苦闘したよ」と記憶障害があることも明かしている。

ギターやダンス、スケッチや演技も難しくなってきたというマイケルは、執筆作業を楽しんでいるという。そんなマイケルが執筆した4冊目の回顧録『No Time Like the Future』は、現地時間11月17日に出版される予定だ。

画像2~4枚目は『Michael J Fox 2019年3月1日付Instagram「Thanks to David Marchese for a good conversation in @NYTmag」、2020年6月21日付Instagram「Lucky dad」、2020年10月21日付Instagram「Finished copies of my book No Time Like the Future have arrived.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

マイケルが執筆した回顧録は現地時間17日に出版予定(画像は『Michael J Fox 2020年10月21日付Instagram「Finished copies of my book No Time Like the Future have arrived.」』のスクリーンショット)

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