エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】小栗旬、ハムレット役を「やりたかった」と無念 蜷川幸雄さんからの「一番良い演出を思い付いたよ」が忘れられず

当時の小栗はドラマ撮影やレギュラーのラジオ番組もあり多忙を極め、セリフをなかなか覚えられず大変な苦労をしたようだ。睡眠は毎日2~3時間、全身全霊で稽古に打ち込むうちに彼の身体に異変が起きる。セリフに「何を食べても血の味しかしない」というのがあったが、小栗は舞台の本番を迎える頃に何を食べても美味しいと感じなくなったばかりか、楽屋に入ると必ず吐くことからスタートするようになったという。「役を自分に入り込ませるタイプの役者ではなかったが、この役(カリギュラ)はそうしなければ“できない”と自分で思っていたのかもしれない」と小栗は当時を振り返る。

さらに正式な発表はされていないが、実は蜷川さんが亡くなった後の2016年10月に小栗が主演の舞台『ハムレット』が予定されていたことを明かした。この舞台に立てなかったことが心残りで、今でも「小栗、俺さ最後の最後で一番良い演出を思い付いたよ。楽しみにしててな!」と電話をかけてきた蜷川さんの声が忘れられないという小栗旬。蜷川さんはかつて真田広之市村正親、そして藤原竜也らを主演にして『ハムレット』の脚本・演出を手掛けてきた。『ハムレット』で小栗を初めて自分の舞台に起用してから17年、この舞台に“愛弟子”を主演として立たせることは蜷川さんの最後の夢でもあったのだろうか。「それが、やりたかった」と小栗は今も無念でならない様子であった。

画像2枚目は『【公式】TBS「人生最高レストラン」 2020年10月23日付Twitter「明日24(土)よる11時30分放送 #tbs #人生最高レストラン に #小栗旬 さんが登場」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

舞台『カリギュラ』の楽屋で食べたものが「人生で一番おいしい食事」と明かした小栗旬(画像は『【公式】TBS「人生最高レストラン」 2020年10月23日付Twitter「明日24(土)よる11時30分放送 #tbs #人生最高レストラン に #小栗旬 さんが登場」』のスクリーンショット)

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