ロシアで親切な女性によって保護された犬が、飼い主により生きたまま埋められていたことが明らかになった。犬は自らの力で地中から這い上がり、助けを求めるかのように道路脇をさまよっていたという。『The US Sun』『Mirror』などが伝えている。
ロシア連邦のひとつコミ共和国で9月22日、スィクティフカルとウフタを結ぶ高速道路脇でジャーマン・シェパードのミックスと見られる犬が車で通りがかったオルガ・リストセバさん(Olga Lystseva、39)によって保護された。
オルガさんは仕事のためウフタに車で向かう途中だったが、高速道路脇に1頭の犬がいることに気づいた。その日は雨が降っており、犬は濡れた状態で弱々しく歩いていたという。オルガさんはそのまま車を走らせたが犬の姿が頭から離れず、9マイル(約14.5キロ)ほど走った地点で引き返して犬のところに戻った。
もともと犬が大好きなオルガさんは、車の後部座席にタオルを敷いて濡れた犬を乗せると持ち合わせの食べ物を与えた。そこからウフタまでの93マイル(約150キロ)の移動中、犬は安心したようにずっと眠っていたという。ウフタに到着するとオルガさんは、地元の動物保護団体「Dobry Gorod Ukhta」に犬を託すことにした。
のちに同団体がSNSで飼い主の情報を呼びかけたところ、犬はエムヴァという町で飼われていたという情報が入った。これにより犬の飼い主が見つかり、