海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】2歳男児 ソファで跳ねている最中にブラインドのひもに首が絡まり死亡(英)

いち早くコビー君のもとに駆けつけたのが近所のスティーブン・ハンフリーズさん(Steven Humphries)だった。救急隊の訓練を何年にもわたり行ってきたというスティーブンさんは、救急隊とヘリコプターが到着するまでの約15~20分、口対口で人工呼吸を行った。スティーブンさんは「一度は脈が戻ったと思う」と話しているが、コビー君はヘリコプターでプリマスのデリフォード病院に運ばれ、その後ブリストルの小児病院へと転院した。

コビー君は入院後、何度か軽い心臓発作を起こしており、ローレンさんは4月6日に医師から「脳が腫れており、長くはもたないかもしれない」と告げられ、その翌日に息を引き取った。

ローレンさんは「コビーはブラインドがある窓のそばのソファの上で、跳ねて遊ぶことが好きでした。ブラインドのひもはビーズでできており、宙ぶらりんの状態でした」と明かしており、コーンウォールのチーフ検死官であるアンドリュー・コックス氏(Andrew Cox)は、審問の最後に「コビー君はブラインドのひもが首に絡まって窒息を起こし、低酸素性虚血性脳症に至り死亡した。これは悲劇的な事故である」と締めくくった。

事故と結論づけられたコビー君の死(画像は『Mirror 2020年10月13日付「‘Loving’ boy, 2, tragically died after accidentally hanging himself on blind cord」(Image: Lauren Grimshaw / SWNS.COM)』のスクリーンショット)

消費者庁によると、ブラインドのひもなどが子供の首に絡まると気道閉塞による窒息や酸素欠乏による神経障害が起こり、15秒以内に気絶し、2~3分で死亡する可能性があるという。

なお米国消費者製品安全委員会は、「窓のブラインドやカーテンのひもによる米国内の12歳以下の子供の死亡事故は、2014年から2019年に46件発生している」と公表している。1年平均で8件弱の死亡事故が起きていることになり、ひもを高い場所でまとめたり、ひものない製品を選ぶこと、また近くにソファやベッドを置かないなどの対策をとることを勧めている。

画像は『Mirror 2020年10月13日付「‘Loving’ boy, 2, tragically died after accidentally hanging himself on blind cord」(Image: Lauren Grimshaw / SWNS.COM)』『United States CONSUMER PRODUCT SAFETY COMMISSION 「Window Covering Cords Information Center」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

米国消費者製品安全委員会が示した「起こり得る事故のイメージ」(画像は『United States CONSUMER PRODUCT SAFETY COMMISSION 「Window Covering Cords Information Center」』のスクリーンショット)

1 2