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writer : ac

【海外発!Breaking News】タンポンを5日間入れっぱなしにした女性 感染症で瀕死の状態に(英)

オフィスで腹痛と吐き気に襲われ、そのうち40度の高熱が出て嘔吐が始まった。同僚はその時の様子を「瀕死の状態だった」と語っており、エイミーさんは病院に緊急搬送されると抗生剤の点滴と血液検査を受けた。

その結果、エイミーさんは体内で炎症反応などが起きている時に血中に現れる「C反応性蛋白」の数値が非常に高く、多臓器不全を起こし始めていることが判明し「トキシックショック症候群(TSS)」と診断された。TSSはバクテリアの黄色ブドウ球菌、または化膿レンサ球菌によって起こる急性疾患で、稀に死に至ることもある。

エイミーさんはその後、意識が混濁した状態が4日間続いたものの、何とか山を越えて1週間で退院。その後は10日間の自宅療養となった。

エイミーさんは医師に「あのタイミングで病院に来なかったら、命はなかった。また今後の妊娠は難しいかもしれない」と言われたそうで、自分の恐ろしい経験について次のように振り返った。

「タンポンを入れたまま忘れてしまうなんて信じられないでしょうけど、私はタンポンにあやうく殺されるところだったの。これまで10年もタンポンを使ってきたけど、もう二度と使うことはないでしょうね。」

「退院後は生理の量が増え、かなり不規則になってしまったわ。ただ私が幸運だったのは命が助かったこと、そして第2子を妊娠することができたことよ。」

「タンポンは便利だけど、使い方を間違えると命にかかわるの。私の経験を1人でも多くの人に知ってもらって、タンポンの使用には慎重になってもらえると嬉しいわ。」

ちなみに2017年にはカナダで、学校の旅行中にタンポンの長時間使用で16歳少女が死亡していた。米ニューヨーク州のニュー・ホープ不妊治療センターのザヒアー・メリ医師(Zaher Merhi)は「TSSを防ぐにはタンポンは4~6時間毎に取り換えて、8時間以上入れっぱなしにするのは避けましょう」と述べている。

画像は『Daily Star 2020年10月10日付「Mum nearly dies after five day old tampon turns black and causes blood poisoning」(Image: HotSpot Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

パートナーの男性と息子と一緒のエイミーさん(画像は『Daily Star 2020年10月10日付「Mum nearly dies after five day old tampon turns black and causes blood poisoning」(Image: HotSpot Media)』のスクリーンショット)

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