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writer : ac

【海外発!Breaking News】「諦めなくて良かった」獣医の看病で破傷風と闘う犬が元気に回復(米)<動画あり>

アリーさんは時間があればバニーの硬直した身体を伸ばしてマッサージをした。また下痢と便秘を繰り返すバニーの身体をキレイに拭いてやるなど、できる限りのことをした。

身体が硬直したバニーを看病するアリーさん(画像は『Bunny 2020年7月4日付Instagram「2 aLL my friendZ!」』のスクリーンショット)

日中は仕事し、夜はバニーのケアに追われたアリーさんは当時のことをこう振り返る。

「バニーは獣医である私でも見ているのがつらいケースでした。何度も涙を流してはぬぐい、治療を初めて5日目には『助けるという決断は間違っていたのだろうか』と思ったほどです。精神的、肉体的にも疲れ切った私を支えてくれたのは夫マットであり、決して諦めなかったバニーでした。」

「治療を初めて7~10日後、バニーにわずかながら回復の兆しが見られることに気付きました。私はバニーの頑張りに自分を奮い立たせ、それを励みに希望を見出しました。そうしているうちにバニーは、私がそばに行くと寝ながらですが尻尾を振るようになったのです。」

「こうして治療から18日目、私は硬直したバニーを両手で抱えて立たせてみました。でも立つことはできず、バニーはそのまま後ろに倒れ込んでしまいました。その2日後のこと、私が昼食のために自宅に戻ると、バニーは尻尾を振って興奮し、自ら身体を起こして立ちあがったのです。『この子はなんて強いの!』と私まで興奮しました。」

バニーに奇跡が起こったのは、治療を開始してから3週間経った5月6日のことだった。仕事から戻ったアリーさんが車から降りると、外の芝生にマットさんと一緒に横たわっていたバニーが立ち上がり、アリーさんに向かって歩いてきたのだった。アリーさんは誇りに満ちた顔で一歩一歩ゆっくりと前に進んでくるバニーを見て涙を流し、ギュッと抱きしめてキスをした。

治療開始後に初めて外に出たバニー(画像は『Bunny 2020年7月4日付Instagram「2 aLL my friendZ!」』のスクリーンショット)

バニーはその後も順調に回復を続け、アリーさんはバニーをペットとして引き取ることにした。

「最初は引き取るつもりはなかったのですが、バニーはもう家族同然です。いつも私の後をついてくるんですよ。私にとっては特別な存在なのです。それにとてもハッピーで、多くの人々に喜びを与えてくれるのです」とアリーさんは明かす。Instagramにはバニーの回復までの様子を投稿しており、今年7月に『The Dodo』『Animal Channel』などが伝えて拡散した。

最近のInstagramではバニーが元気にフロリダの海を走り回る様子などが投稿されており、そこには「破傷風サバイバーである勇敢な闘士」として、アリーさんがこんなメッセージを残している。

「病気の犬にどんなに愛情を注いでケアしてもダメな時もあります。でもバニーは生き抜き、私たちに『どんなにつらくても決して諦めてはいけない』ということを教えてくれたのです。だから多くの人に、闘い抜いたバニーについて知ってもらいたいと思います。そしてバニーのように強く勇敢に生きて欲しいのです。」

フォロワーからは「バニーが生き抜いたのは、あなたの愛情があったからこそ。これこそ無償の愛。諦めないでいてくれてありがとう」「バニーはあなたの愛に応えてくれたのよ。涙が出て止まらなかった」といった温かいメッセージが多数寄せられている。

画像は『Bunny 2020年7月4日付Instagram「FINAL CONTINUED from 3 posts back.」「2 aLL my friendZ!」、2020年6月9日付Instagram「wUt do mEaN it’s only tUesDay」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

アニーさんと暮らす元気になったバニー(画像は『Bunny 2020年6月9日付Instagram「wUt do mEaN it’s only tUesDay」』のスクリーンショット)

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