こう続けた。
「サラミがまさか我が家で出産するなんて思ってもいなくて、本当に驚いたわ。猫の出産に立ち会うなんて初めてだったから、とにかくブランケットを用意して、できるだけのことをしたの。サラミは始終冷静で、立派だったわよ。」
アイダさんによるとサラミはその夜、さらに2匹を産み、母親として子猫の世話をよく焼いていたそうだ。
「サラミは安全な我が家での出産を望んで、わざわざやって来てくれたんだと思うの。可愛い我が子のためにね」と語るアイダさん。サラミにはその後、避妊手術と予防接種をして、正式に家族の一員として迎え入れている。
アイダさんは「サラミの出産後、うちから追い出すなんてできなくて。ブルースとサラミはお互いの毛づくろいをしたり、一緒に昼寝をしたりととても仲良しなの。4匹の子猫たちは3匹は近所に、1匹はミシガン州の友達の家に引き取られたわ。飼い主とは今でも頻繁に連絡を取りあっているのよ」と嬉しそうに語った。
ちなみにアイダさんには、「サラミを助けてくれてありがとう。サラミはあなたを信頼していたから頼ってやって来たのよ。あなたは選ばれたのよ」「野良猫が増えているのは人間の責任だよね。去勢や予防接種は大切だと思う」「サラミは出産の日、赤ちゃんだけでなく温かい家を手に入れたんだね」「うちの母も、同じような経験をしたわ。母は数えることができないくらいの野良猫を保護してるの。野良猫が自宅にやってきて出産した後は、手放すことができなくて結局、自宅でケアしていたわ。子猫たちはみんなもらわれていったけどね。そんな母も昨年10月に亡くなって、母の猫3匹は私が世話をしているの。母と約束したのよ。サラミも可愛がってあげてね」といった温かいメッセージが多数届いている。
画像は『Bored Panda 2020年7月21日付「Stray Cat ‘Asks’ Woman To Let Her Inside So She Can Have Her Babies」(Image credits: idafloreak)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)