1人が漁網を持って草むらに待機するというもので、飛べないマガモはまんまと罠に引っかかった。
カレルさんは「マガモが追い詰められて草むらにあがってくるのが見えました。私は急いで漁網を投げ、マガモの捕獲に成功したのです。あの時はタイミングも運も私たちに味方したのです」と明かし、作戦の成功を喜んだ。
こうして捕獲されたマガモは、動物病院でレントゲン撮影が行われ、獣医によって矢が引き抜かれた。マガモはすでに回復し、ラドブザ川に戻されているとのことで、カレルさんらによる3か月の捕獲作戦は終了した。
カレルさんは「クロスボウの矢は先端が金属製で、その先には釣り糸が付いていました。マガモに怪我をさせた犯人はハンティング目的で矢を打ったのか、娯楽が目的だったのかはわかりませんが、クロスボウで動物に矢を放つなど許されることではありません」と憤る。
このニュースには、マガモを救助したスタッフを称賛する一方で「クロスボウは即刻規制すべき。簡単に手にはいるから動物虐待に使われるんだ」「こんなに美しいカモをクロスボウで狙うなんて、人間は残酷だよ」「これ以上の犠牲が出ないようになんとかすべき」といった怒りのコメントが多数あがった。
ちなみに2018年にはアメリカで子供同士の喧嘩にクロスボウが持ち出され、10歳男児が死亡、昨年にはドイツのホテルで3人がクロスボウで撃ち抜かれ怪死していた。
画像は『LADbible 2020年7月15日付「Duck Rescued Three Months After It Was Shot Through The Head With Arrow」(Credit: Desop Plzen)』『thejjReport 2020年7月16日付「DUCK IS RESCUED MONTHS AFTER BEING SHOT IN THE HEAD WITH AN ARROW」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)