イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】アシュトン・カッチャー、ビリー・アイリッシュ「“All Lives Matter”ではなく“Black Lives Matter”であるべき」

「私は今までずっと“All Lives Matter”派だったけど、今日あなたの動画を見て、あえて“Black Lives Matter”と叫ばなければならない理由がよくわかったわ。」
「僕達黒人の声を代弁してくれてありがとう!」

など1万4000件を超えるコメントが寄せられ、動画は310万回を超える再生回数を記録している。

一方、若者を中心に絶大な人気を誇るシンガーのビリー・アイリッシュは、Instagramに4枚にも及ぶ長文メッセージを投稿、「あともう1回でも、白人が“All Lives Matter”ってフレーズを口にしたら、マジでブチ切れるから!」と不快感をあらわにした。アシュトン同様、一部の「“All Lives Matter”とすべきではないのか?」の声に苛立ちを隠せない様子のビリーは、

「誰もアンタの人生は大切じゃないとは言ってないし、アンタの人生が大変じゃないとも言ってない。」
「何でもかんでも自分中心だと思うな。」

と怒りをあらわにしており、なぜ“Black Lives Matter”でなければならないのか、その理由を「子供に話すように説明してやるよ」と続けた。

「友達が腕に切り傷を作ったとする。そうしたらアンタはまず友達全員に絆創膏を配るのか? 全員の腕が“大切”だから? 違うよな。痛みを抱えて、助けを求めて、血を流している友達を救うはずだ。」

「もし誰かの家が火事になって、中に人が閉じ込められていたら? 消防車を呼んで、最初にその通りの家全部に消防隊員を送る? 全ての家が“大切”だから? 違うだろう! 他の家は消防隊員の助けなんて必要ないんだよ。」

「白人は肌の色が白いってだけで、社会から優遇されてるんだ。貧しくても、苦しくても、自分が思うよりずっと、白人は恵まれているんだよ。」

ビリーはこのように、アフリカ系の人達が日常的に直面する生きづらさを知ろうともせずに、“全ての命は大切”と一括りにしようとする白人を一喝、長文メッセージの後半はほぼ全ての文字を大文字にして

「今は(黒人が受けてきた)数百年に及ぶ迫害にフォーカスするとき」
「“黒人の命は大切”ってスローガンは、『他の人種の命は大切ではない』っていう意味じゃない」
「このスローガンは、黒人の命を何とも思わない、社会のそういう風潮に警鐘を鳴らしてるんだ!」
「“黒人の命は大切”、“黒人の命は大切”、“黒人の命は大切”、何度だって、繰り返し言ってやるよ」
「“ジョージ・フロイドに正義を”」

と声高に訴えている。

若干18歳の“ティーン・アイコン”による力強いメッセージには、ヘイリー・ビーバーナタリー・ポートマンといったセレブをはじめ多くの人達が賛同、現在635万件もの「いいね!」が集まっている。

画像は『BILLE EILISH 2019年12月30日付Instagram「still here」、2020年5月30日付Instagram「I WANT THINGS TO BE DIFFERENT」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

黒人の「命」「子供達」「愛」「未来」が大切と訴えるビリー(画像は『BILLE EILISH 2020年5月30日付Instagram「I WANT THINGS TO BE DIFFERENT」』のスクリーンショット)

1 2