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writer : sekihara

【海外発!Breaking News】ハチ公だけじゃない! 他界した飼い主を待ち続ける“世界の忠犬たち”が胸を打つ

2018年、ブラジルには亡くなった飼い主を病院の外で4か月間も待ち続ける犬がいた。喧嘩の末に刺された59歳のホームレス男性が救急車で運ばれると、その後を追って病院にやってきたこの犬。男性は亡くなってしまったが、飼い犬はそこで男性が現れるのをひたすら待った。お腹が空くと食べ物を探しに行くものの、一日のほとんどを病院の入り口の敷物の上で飼い主を待ちながら過ごした。その後、地元の動物保護施設に引き取られたが、しばらくすると逸走し、約3キロ離れた病院に戻ってくるとまた敷物の上に座り込んだのだ。

病院の外で4か月も飼い主を待つ犬(画像は『Cristine Sardella 2018年2月27日付Facebook「Temos muito o que aprender com os animais.」』のスクリーンショット)

飼い主が亡くなったことを知らずに待ち続ける犬たち。犬にとって飼い主の死を理解することは必要なのかもしれない。こんな実例もある。ボーダーコリーとダルメシアン、シェパードの混血種である「セイディー」(13歳)は、2018年に飼い主を心臓発作で突然亡くしてしまった。セイディーは、飼い主が亡くなってからは10日間、餌を一切受けつけず4.5kgほど痩せてしまった。しかし棺の中の飼い主と対面させると、また餌を食べるようになったのだ。飼い主との最期の別れの際にセイディーは、後ろ足だけで立って棺の中の飼い主の顔を眺めて匂いを嗅ぎ、棺にしばらく寄り添ってから、やがて静かに部屋を出て行ったという。

飼い主の棺に寄り添う犬(画像は『Elements Cremation, Pre-planning&Burial 2018年4月28日付Facebook「Please share this very beautiful story..」』のスクリーンショット)

他にも米ニューヨーク州では2017年、飼い主の墓から離れようとしない犬が人々の涙を誘った。これらの犬たちには、「泣ける」「なんて従順なんだ」「元の飼い主が忘れられないのね。でも新しい飼い主とも幸せになって欲しい」「もちろんペットだって大きな悲しみを抱えていると思う」「こういう姿を見ると、犬ってやっぱり人間の親友なんだなと思う」などの声があがっている。

画像は『El Universo 2014年1月10日付「Hachi, el perro boliviano que espera en una esquina a su amo muerto hace cinco años」(EFE)』『Metro 2019年3月16日付「Loyal labrador waits for owner outside hospital not knowing he is dead」(Picture: CEN/ Twitter)』『Cristine Sardella 2018年2月27日付Facebook「Temos muito o que aprender com os animais.」』『Elements Cremation, Pre-planning&Burial 2018年4月28日付Facebook「Please share this very beautiful story..」』『Metro 2018年1月6日付「Heartbroken dog refuses to leave late owner’s grave」(Picture: Newsflare/ theresamorini)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

亡き飼い主の墓から離れない犬(画像は『Metro 2018年1月6日付「Heartbroken dog refuses to leave late owner’s grave」(Picture: Newsflare/ theresamorini)』のスクリーンショット)

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