東野は「え~俺が?」と即答できなかったという。「う~ん」と迷っていると、「ギャグリレーを盛り上げるためにそろそろ大物というか、意外な人でやりたいんです」、「僕いつも、“幻ラジオ”聴いてます!」と必死に頼み込まれた東野は腹をくくった。「わかった、じゃあやります」と電話を切り、マネージャーに「吉本の本社に預けてある、電磁波クラブの衣装を用意してほしい」とメールをした。あの衣装は“ここぞ”という時に着用する、東野幸治の切り札なのだ。
S極くん動画をマネージャーに撮影してもらい、あとは中岡からツイッターで「次は東野幸治さん」と紹介されるのを待つだけだった。だが自宅に帰ると突然、マネージャーから「大変です! 東野さん、先ほど撮った電磁波クラブの動画、後半に股間が見えてます」と連絡が入った。現場で動画を見直した時は気付かなかったが、その部分を加工しなければ公開できない映像だったという。しかし東野もマネージャーも加工の方法がわからず、吉本の撮影班にお願いすると1~2日かかってしまうことから時間的に間に合わない。
そこで東野は『東野幸治の幻ラジオ』の方向性を決め、編集を担っている「娘D」(長女)に動画を送り「みっともないけど、ダディ後半、股間が見えてる」「ちょっとモザイクかけてくれ」とお願いした。するとすぐに長女から電話が入り「どうしたらいいの? モザイクって、どんなのかけたらいいの?」と問われ、「とにかく丸いのを付けてくれ、後半に股間が出てるんだ」とひたすら頭を下げたという。さすがの東野も「娘に非常に罪深きことを」と反省している。
ロッチ中岡からギャグリレーきました。南海の山ちゃんお願いします!@YAMA414 pic.twitter.com/eJiI7teQbg
— Higashinodesu (@Higashinodesu) April 5, 2020
(TechinsightJapan編集部 みやび)