洗面所の前で倒れているサホーを乗客が発見した。サホーは既に死亡しており、死亡後の検査で新型コロナウイルスに感染していたことが判明した。これにより乗客は全員14日間の隔離を余儀なくされ、車両は大掛かりな消毒が行われることとなった。

このことを受けて、タイ国有鉄道の職員はサホーの亡くなる前日の3月30日の監視カメラをチェックしたが、映像にはサホーのとんでもない行動が捉えられていた。彼はバンスー駅の乗車券売り場を訪れていたが、並んでいた男性の顔めがけて唾を吐いたのだ。男性は思わず驚いてその場を離れている。

タイ当局では現在、唾を吐きかけられた男性の特定に力を入れているが、その間にも男性が新型コロナウイルスに感染し、深刻な状態になっているのではないかと懸念しているという。

タイ国有鉄道では「現在、鉄道警察と協力して男性を探していますが、まだ発見には至っていません。誰か男性をご存知か、もしくは男性自身がニュースを見てこのことを知ったならば、今すぐ病院へ行ってください」と声明を出している。

画像は『Metro　2020年4月2日付「Man with coronavirus spits at passenger before collapsing dead on train」（Picture: Viral Press）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）