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writer : ac

【海外発!Breaking News】感染防止のため乳がん治療中の妻に付き添えない夫 病院の外から愛を伝える「僕はここにいる」(米)

「君と一緒にいることはできないけど、僕はここにいるよ。アイ・ラブ・ユー(I LOVE YOU)」「スタッフのみんなありがとう」と書かれていたのだ。アルファベットの「I」は乳がん啓発キャンペーンを意味するピンクリボンに、愛を意味する「Love」は真っ赤なハートに置き換えられており、アルバートさんらしい手作りの温かいメッセージだった。

ケリーさんはその時のことを、こう振り返っている。

「道路を挟んだすぐのところに夫がいるのが分かった途端、涙が溢れてきたの。『私のために、彼はここまでしてくれている』と思った瞬間、私の心は愛で満たされたのよ。」

「私が急に喘ぐように泣いているのに気付いた看護師は、仕事の手を止めて私に『どうしたの』と尋ねてきたわ。そして彼女も窓の外の夫とボードに気付き、ボロボロと泣き始めたの。」

一方のアルバートさんは「最初は付き添い禁止と聞いてがっかりしたんだ。でもこの状態だから仕方ないよね。今後はできる範囲で妻を支えていこうと思っているんだ。あの日、看護師ら数人が病院の外に姿を現して、私に『ありがとう』『励みになる。これだから頑張れる』などと言ってくれたんだよ。ちょっと恥ずかしかったけど、嬉しかったね」と明かしている。

なおケリーさんの化学療法は5月まで続き、その後は手術と放射線治療が予定されているという。アルバートさんは現在、免疫が低下しているケリーさんを危険に晒さないために、自身が経営するロックスミス(カギ屋)を閉店しており、自宅で子供たちの世話に専念しているとのことだ。

ちなみにこのニュースには「私は乳がんのサバイバー。今はつらいけど、頑張って。こんな男性がそばにいたら乗り切れるわ」「羨ましい限り。こんな夫は大切にしなくちゃね」「彼の気持ちが嬉しいよね」「早く回復することを祈っているわ」といったコメントがあがっている。

画像は『Kelly Harrell Conner 2020年3月30日付Facebook「No visitors allowed for Chemo due to the virus but that didn’t stop Albert L. Conner!」』『Good Morning America 2020年4月7日付「Husband holds sign outside for wife who has to go to chemotherapy alone because of coronavirus」(Kelly Conner)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

妻が見えるように大きな看板を作ったアルバートさん(画像は『Good Morning America 2020年4月7日付「Husband holds sign outside for wife who has to go to chemotherapy alone because of coronavirus」(Kelly Conner)』のスクリーンショット)

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