海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】武漢に移動式焼却炉40台が搬入 中国国内で「火葬のため?」不安の声

医療廃棄物と動物の死骸を処理することを意味する「垃圾和动物尸体处置方舱」と中国語の記載があった。そのため『新唐人電視台』や一部メディアでは、医療廃棄物だけでなく動物の死骸も焼却するためだと伝えていることから、中国国民の脳裏には「感染者の遺体を焼却するためではないか」という疑念がわいたようだ。

国立台湾大学政治学科の明居正名誉教授も「この移動型焼却炉は遺体焼却のためではないか」と示唆しており、Facebookには焼却炉の写真とともにその使用目的の明示を訴えるコメントを投稿している。そんな明教授の投稿には、次のような意見が集まった。

「動物の死体焼却って言っても動物は感染しないのに…。」
「これがもし感染者の遺体にというなら、いったい何人亡くなっているんだろう。」
「死体って本当に動物なの?」
「まあ、人間も動物だからね。」

中国では現在、感染によって亡くなった遺体は葬儀することも許されず、迅速に近隣施設で火葬しなければならない。『Daily Star』によると、武漢の火葬場で働いている人物が感染による死者が急増しているため長時間労働が続いていることを伝えており、これらの理由から人々が移動焼却炉の使用目的について疑念を抱いてしまったのだろう。

画像は『香港01 2020年2月20日付「【武漢肺炎】武漢增「移動式焚化爐」 兩秒焚醫療垃圾﹑動物屍體」(中國船舶報 圖片)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

1 2