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writer : ac

【海外発!Breaking News】マングースに噛まれた女性 鼻や口、両手両脚を失うも「前向きに生きる」(南ア)

シャニーリアさんは感染症の1つである敗血症と、血栓ができやすくなる播種性(はしゅせい)血管内凝固症候群(DIC)と診断された。そのまま腐った手脚を放置すると命に関わるため、医師らはマングースに噛まれた日から20日後の2月6日、シャニーリアさんの両脚を膝下から切断した。またその2日後には両手が切断され、さらに2月17日には鼻と唇が切除された。

シャニーリアさんは手足の切断や顔の一部の切除に追い込まれたこと、そして手術後について次のように語った。

「血液検査の結果で敗血症の原因を特定することはできなかったのですが、医師にはマングースに噛まれた傷から感染症を起こしたのでしょうと言われました。手脚の切断をしなければ命の危険があると告げられた時は本当にショックでしたが、13歳の娘のためにも気持ちを強く持たなくてはいけない、運命を受け入れるしかないと自分に言い聞かせてきました。もしネガティブな気持ちを吹っ切ることができなかったら、今の自分はいないでしょう。」

「患部を切り取ってからも苦難は続き、私はその後の3年間で66回もの再建手術を受けてきました。特に鼻の再建で医師は、太腿から移植した皮膚と、肋骨から取り出した軟骨を使って私の額に新しい鼻を作り、その後本来の位置に戻しています。唇の再建でも太腿の皮膚が移植され、手術には13時間が費やされました。さらに4月には顎の手術が予定されています。」

「健康であること、自由に動けること、独立すること、身体的・精神的な安定などは人間らしく生きるために必要なことです。でもそれらを一瞬にして失った時は希望を失い、鬱になり自暴自棄に陥ります。でもそこからいかに這い上がり、前向きに生きていくか…。これは自分次第なのです。多くの人に敗血症の恐ろしさを知ってもらいたいのはもちろんですが、どんなに苦境に陥っても決して諦めないことがいかに大切か、私の経験を通して感じてもらえたらと思っています。」

画像は『Shan Living Life 2017年7月13日付Facebook、2020年2月19日付Facebook、2020年2月20日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

シャニーリアさんがマングースに噛まれた痕(画像は『Shan Living Life 2020年2月19日付Facebook』のスクリーンショット)

敗血症で鼻が黒く変色したシャニーリアさん(画像は『Shan Living Life 2020年2月20日付Facebook』のスクリーンショット)

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