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【海外発!Breaking News】豪森林火災に心を痛めた6歳児、粘土のコアラで1900万円超の寄付を集める(米)<動画あり>

家族や友人に呼びかけて集めたお金を豪南東部ニューサウスウェールズ州の野生動物レスキューグループ「ワイルドライフ・レスキュー・サウス・コースト(Wildlife Rescue South Coast)」に寄付するというもので、50ドル以上の寄付をした人にはオーウェン君が手作りした粘土のコアラが贈られる。最初はモバイル端末での決済サービス「Venmo」を利用していたが、可愛らしいコアラの評判は上々で、今月11日にはクラウドファンディングサイト『GoFundMe』にアカウントを開設した。ケイトリンさんによると、善意の寄付は5ドルから多いもので150ドルにもなるそうで、20日の時点で目標額5000豪ドル(約38万円)を大幅に上回る、251780豪ドル(約1905万円)もの寄付が集まっている。

コアラの制作には加熱するとプラスチックのように固まるポリマークレイを使用しており、3~4分かけて頭や体を作り上げ、その後オーブンで17分ほど焼いて完成させる。現在は寄付が殺到して制作が追いつかない状態が続いているが、オーウェン君は「僕は動物が大好き。その中でも木登りができるコアラが一番好きなんだ。オーストラリアについても、この国の動物についてもみんなに知ってもらいたいな」と語っている。またこのプロジェクトには地元コミュニティも関心を寄せており、オーウェン君は「この前コアラパーティをしたんだ。幼稚園のクラスメートみんながコアラ作りを手伝ってくれたんだよ」と興奮を隠し切れない様子で明かしていた。

ケイトリンさんは「タスマニアデビル、ウォンバット、カンガルー、ワライカワセミ、コアラ…オーストラリアに住む多くの動物たちが苦しんでいます。オーウェンには『25豪ドル(約1890円)あれば若いカンガルーを1か月養うことができるのよ』と伝えています」と語り、こう続けた。

「誰にだって変化をもたらすことができるということをオーウェンは教えてくれました。そして仲間が集まれば、大きな力を発揮することができるのです。私はオーウェンをとても誇りに思っています。多くの子供たちやコミュニティが彼のプロジェクトにインスパイアされ、行動を起こしてくれたらと願っています。」

画像は『People.com 2020年1月15日付「6-Year-Old Boy’s Clay Koalas Have Raised Over $51K for Australian Fire Relief 」(PHOTO:GOFUNDME)』『Owen Colley 2020年1月20日付Instagram「We hosted our first koala party Success!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

粘土で小さなコアラを作るオーウェン君(画像は『Owen Colley 2020年1月20日付Instagram「We hosted our first koala party Success!」』のスクリーンショット)

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