エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】木村拓哉『グランメゾン東京』のアドリブが深い 急遽振られた吉谷彩子もその存在を「大黒柱」と実感

尾花がフランス語で出迎えながら軽くウインクする場面があった。

「あの軽くウインクするのもアドリブ?」という2人の予想を受けて木村が「あれはト書きです」と答えたので、リポーターの小林が「あ、そうなんですか?」と意外そうにすると「うっそピョーン!」とこれまたアドリブで笑わせた。台本には会話のセリフだけ書いてあり、ウインクは彼のアドリブだという。

他にも木村は、尾花がレシピにヒントをくれたWEB料理研究家・相沢瓶人(及川光博)に感謝して握手を求めたものの、相沢が心を開ききれず手を引っ込めた時に、差し出した手の指を銃の形にして去っていく後ろ姿の相沢に「バーン」と撃つ素振りをしたのもアドリブだと認めた。

木村は尾花の立場になって「あの場合どうしていいか分からないし、尾花って大人げないし、相沢に対しての感情として『撃っておくのはどうかな』と咄嗟に思ってやった」と真相を説明して、「カットされると思ったが使われた」と明かした。

また、第4話でグランメゾン東京に招かれコースを味わうリンダに最後のデザートをサーブするのは台本では尾花になっていたが、木村は「その後の流れを考えたら、これは絶対本人が出した方がいいなと思って『萌絵おまえ持っていけ』」と提案したという。そのため萌絵が自分で作ったデザートをリンダに持っていき「モンブランアマファソンです」と出したのである。

この件について、萌絵役の吉谷彩子がインスタで「実は木村さんが急遽作ってくれたシーンなんです」と振り返っている。

彼女は木村に言われるまま台本と違う流れを演じたが「本当にその言葉通りで、モンブランを持っていくシーンはびっくりするくらい緊張して手が震えて、自分で作ったモンブランを食べてる姿を間近で見たら胸が熱くなりました」という。

萌絵はリンダにデザートを褒められた感激と、尾花たちが想像を超える努力を重ねていることを知った感動からグランメゾン東京で働きたいと懇願する。そんな場面を演じながら吉谷は「心からこのチームが好きだ、グランメゾン東京で働きたい そう考えたら声が震えて手が震えて涙が溢れました。あのシーンが入るだけでこんだけ気持ちの入り方が違うんだなぁ」と明かした。

ドラマ作りは脚本、演出、プロデューサーといったスタッフの手腕によるところが大きい。しかし木村拓哉はそこにさらなる味付けを施してより完成度の高いものにするのである。

吉谷彩子は現場で常に周りを見て全体のことを考える姿から学び、「本当に本当に、改めて木村さんは素晴らしいグランメゾン東京の大黒柱だと実感しました」という。

そんな彼女の投稿には、「もう10回以上繰り返し観ていて毎回『あのシーン』では感情が高ぶって涙が出てしまいます 素晴らしい場面でしたね!」、「木村くんの話、ありがとうございます 旦那に『陸王の足袋屋の女の子だよ』って言ったら、あまりに違うので信じてもらえませんでした(笑)それと…尾花さんに『おじさん』って言ったシーンすっごい好きです」、「みなさんのドラマに対する熱量とか知れて嬉しいですし、グランメゾン東京がもっと好きになりました」などの反響が寄せられている。

画像は『吉谷彩子 2019年9月23日付Instagram「この度TBS日曜劇場『グランメゾン東京』に松井萌絵役として出演する事になりました。」』『【公式】12.01 第7話 日曜劇場 グランメゾン東京 @TBSテレビ 2019年11月10日付Twitter「4話放送まであと1時間!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

グランメゾン東京で働くことになった松井萌絵を演じる吉谷彩子(画像は『【公式】12.01 第7話 日曜劇場 グランメゾン東京 @TBSテレビ 2019年11月10日付Twitter「4話放送まであと1時間!!」』のスクリーンショット)

1 2