2人の様子はTwitterで拡散している。24年間バートの職員として働いているジョンさんは4日、男性が転落した駅のホームで地元メディアのインタビューを受け、次のように語った。
「動画で見ると、実際に起こったよりもゆっくりと事が進んでいるように見えるね。あの時はもう考えている暇なんてなかったよ。ちょうどホームに目をやったら男性が落ちて、『もう間に合わない』と思ったから彼の肩を掴んで引っ張り上げたんだ。自分のことをヒーローと呼ぶ人もいるけど、当然のことをしたまでさ。」
「私は電車の運転手として20年間働いたんだ。これまでにも電車に飛び込んできたり、落とした物を拾うためにホームから飛び降りて事故に遭ったり、色々な人を見てきたよ。だからあの状況で男性が助かったのは本当に嬉しいね。命は尊いものだからね。」
「男性を助けた直後は、正直怒りを感じていたんだ。でもそんな気持ちはすぐに吹っ飛んで、安堵感と感謝でいっぱいになったよ。男性には『もう少しで死ぬところだったぞ。この恩を他の人につなげてくれよ(Pay It Forward)』と言葉をかけたんだ。」
『BARTnewsfeed』によると、線路に転落した男性はのちに病院で検査を受けたが、大きな怪我はなかったとのことだ。
画像は『PEOPLE.com 2019年11月4日付「Amazing Video Shows Moment Transit Worker Saves Man from Getting Hit by Speeding Train」(PHOTO:YOUTUBE)』『Tony Badilla 2019年11月4日付Twitter「This #BART worker just saved this man from falling onto the tracks as the train was approaching! Amazing!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)