エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】堀ちえみ、笑みを絶やさず 癌手術後、初めて報道陣の前に 「やはり歌いたい」と想い綴る

「『らりるれろ』や『なにぬねの』など舌を使って発生する言葉が難しく、『さしすせそ』や『ざじずぜぞ』『つ』など、舌を上顎につけて風を作る音が、特に難しいです」と苦労している点を詳細に明かした。また、舌に移植した太ももの組織がだんだん薄くなっていくため、それに合わせて調整していかなければならず一進一退の状態だという。所属事務所の話では、このリハビリがいつ終わるかは分からないそうだ。

自著のサイン会に登場した堀ちえみ

同書のタイトル『Stage For~』については「企画を提案くださった編集部からのアイデアです。癌の進行度を示す数字『ステージ4』と、私自身が再びステージに立って、家族やファンやいろんな方々のために歌いたいという想い『Stage for Family,Fan,You…etc.』を掛けたものになっています」と由来を明かした堀。今後やってみたいことについても「やはり歌いたいです。歌が歌えるようになったら、デビュー40周年記念のライブをやりたい。もともと行う予定だったのですが、手術前にはいったん諦めました。ですから今はリハビリに励んで、絶対に実現させる!という夢に向かって頑張っています」と歌への強い想いをにじませている。

笑顔の堀ちえみ

取材時に配られた堀からの直筆メッセージは以下の通り。

「皆様 こんにちは。

堀ちえみです。

本日は私の「Stage For~」出版記念サイン会にお越しいただき、有難うございます。

本当は私の口からご挨拶を申し上げるべきなのですが、文章によるメッセージになることを、お許しください。

今年の1月に舌がんが見つかり、2月に手術を受けました。首のリンパ節にも転移があり、10時間以上の手術は想像を絶するほどの大きな手術でした。

主治医の先生方を始めとする、医療スタッフの皆様のおかげでこうやって皆様の前に立つ事が出来ております。

6割以上の舌を切除し、そこに太腿の一部を移植した為、まだ言語がおぼつかない状況です。

この病気をして失ったものは沢山ありました。でも実際には、得たものも沢山あったのではないかと…そんな気持ちでいます。

沢山の皆様に、まだ言葉で伝えられない分、一生懸命文字で綴りました。

病気を通して、私が感じた事、ブログにも書けなかった事を、全て正直に文字にしました。

大勢の皆様が、手に取って下さると嬉しいです。

どうぞ宜しくお願い致します。

今後もリハビリを頑張り、一日も早く復帰出来ればと思っております。

ありがとうございました。

堀ちえみ」

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

堀ちえみの直筆メッセージ 1枚目

堀ちえみの直筆メッセージ 2枚目

自著を掲げて嬉しそうな堀ちえみ

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