「私は母を失いました。そして今度は妻が、あの時と同じように、巨大なメディアの力の餌食にされているのを目の当たりにしています。」
と綴り、最大の懸念は母ダイアナ妃のときのように「歴史が繰り返されること」だと訴えている。
なお『Mail on Sunday』側は、記事は事実に基づいて書かれたものであるとして手紙の内容改ざんを真っ向から否定、妃の訴えに全面的に争う姿勢を示した。
メーガン妃による英メディアに対する訴訟で世界に衝撃が走ったが、先月27日にはヘンリー王子が一足先に別件で訴訟を起こす構えを示していたことが新たに明らかになった。英紙『The Sun』の親会社である「News Group Newspapers」と『The Mirror』の元親会社「MGN Limited」を相手に、英高等法院に書類が受理されたという。
詳細については明かされていないものの、こちらの訴訟は過去の電話の盗聴に関するもので、ヘンリー王子を弁護するのはプライバシー保護や名誉棄損のケースを専門に扱うセレブ御用達弁護士デヴィッド・シャーボーン氏(David Sherborne)だそうだ。ちなみに同氏の過去のクライアントには故ダイアナ妃や俳優ヒュー・グラントらがいる。
かねてから“プライバシー尊重”を声高に訴えてきたヘンリー王子・メーガン妃夫妻だが、2件の訴訟により2人が証言台に立つ可能性も否めず、そうなれば1891年の「ロイヤル・バカラ・スキャンダル」で法廷に立ったアルバート・エドワード皇太子(のちのエドワード7世、1841年―1910年)以来128年ぶりの一大事となる。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月2日付Instagram「In Tembisa, Johannesburg, today The Duke and Duchess visited to meet young entrepreneurs at the YES hub」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)