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writer : ac

【海外発!Breaking News】脳腫瘍の27歳男性、ホスピス入所後に結婚式 全てが寄付で(英)

次のように話している。

「スタッフはいつでもリズを歓迎してくれて、患者へのケアも行き届いていたんだ。ホスピスでの生活を続けるうちに、自分の中で『リズにプロポーズするならこの場所しかない』という気持ちが強くなって。スタッフに相談して、リズにプロポーズすることを決意したんだ。」

「その日がやってきて、跪いてリズにプロポーズをした直後だったよ。スタッフが花束とシャンパン、そしてイチゴを持ってきてお祝いしてくれてね。記念だからということでバルコニーで写真を撮ったんだ。」

「その時は病気のことばかり頭にあって、結婚式のことは考えてもいなかったんだけど、それから2週間も経たない8月11日、僕たちは結婚式を挙げることができたんだ。」

リズさんにプロポーズした直後のマイルズさん(画像は『Mirror 2019年10月10日付「Dying man, 27, marries love of his life at wedding funded entirely by donations」(Image: Devon Live WS)』のスクリーンショット)

そんな2人の結婚式は、ホスピスのFacebookで2人のプロポーズの写真を見た地元のウエディングプランナー、ルイス・ヘッジィズさんによって企画され、食事から車、写真撮影からウエディングケーキ、音楽、そしてハネムーンまで地元企業など約20社が協力し、全て寄付によって賄われたのだった。

「結婚式は夢のまた夢だったの。そして想像以上に感動的だったわ」と振り返るリズさんに頷きながら、マイルズさんはその胸のうちをこのように明かした。

「結婚式を挙げた北デヴォンのフィレイにあるザ・キャッスル・ヒル・エステートはそれは美しい場所だった。たった2週間で式が実現できたなんて、信じられないよ。みんな本当に素晴らしい人ばかりで。」

「ホスピスからは式の夜に7人が駆けつけてくれた。夜間勤務だからと言って20分間だけ顔を見せてくれたスタッフもいたくらいだ。この企画に関わってくれた全ての人に感謝しているよ。」

そして結婚式にはもう1つのサプライズが用意されていた。2人が大ファンであるエクセター・チーフス所属で英代表でもあるジャック・ノーウェルら多数の選手が、動画でお祝いのメッセージを送ってくれたのだ。マイルズさんは感極まりつつ、涙ながらにこう語った。

「ラグビーのトッププレイヤーたちが私たちのためにメッセージを送ってくれたなんて、夢のようだよ。私たちのことを気遣ってくれるなんて、彼らは最高さ。」

「これから自分の身に何が起こるかわからないけど、リズと2人、心の準備はできているんだ。だって自分たちをバックアップしてくれる素晴らしいサポートがあるからね。ホスピスをはじめとするたくさんの人の温かい支援で、私たちの人生がどれだけ充実したものになったか…。今でも信じられないような気持ちだよ。」

画像は『Mirror 2019年10月10日付「Dying man, 27, marries love of his life at wedding funded entirely by donations」(Image: Devon Live WS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

車椅子で入場するマイルズさん(画像は『Mirror 2019年10月10日付「Dying man, 27, marries love of his life at wedding funded entirely by donations」(Image: Devon Live WS)』のスクリーンショット)

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