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writer : ac

【海外発!Breaking News】「ミルクが買えないから」1歳児に一日1.5リットルのコーヒーを与える両親(インドネシア)

その後夫婦のもとにはポルワリ・マンダル県の保健局の職員がやってきて、ミルクやビスケットなどが手渡された。職員は「今は健康に問題がなくても、カフェインや砂糖を幼児に与えるのは好ましくない。今すぐコーヒーをやめるように」と忠告して帰っていったそうだ。なお、保健局が一家の支援を継続するかどうかは伝えられていない。

米国小児科学会は、12歳未満の子供にカフェインを与えるのは推奨できず、12歳から18歳でも1日の摂取量を100mg以下に抑えるべきだとしている。コーヒー1杯を150mLとした場合のカフェイン量は60~90mg程度で、カフェインの摂り過ぎは頭痛や心拍数の増加、高血圧などをもたらしたり、カフェイン依存症などに陥ることもあり注意が必要だ。

2018年のユニセフのデータによると、5歳未満の子供のうち10人に3人が発育不全、10人に1人が急性栄養失調という結果が出ており、貧困により栄養や育児に関する十分な知識がないことも栄養失調を加速させる一因になっているようだ。

このニュースには、ネットユーザーから「栄養があるミルクの代わりにはならない」「1歳2か月なら、もうミルクは卒業できるはず。コーヒーもやめるべき」「夫は第2次世界大戦中に生まれ、コーヒーを飲んで育った。貧しさゆえのこと」「砂糖も高いと思う。水を飲ませるべき」「まずは貧困の問題を解決しないと」「母親も栄養不良で母乳があげられないのかも」などといったコメントがあがっている。

画像は『Kompas.com 2019年9月16日付「Orangtua Tak Mampu Beli Susu, Bayi 14 Bulan Diberi 5 Gelas Kopi Setiap Hari」(KOMPAS.COM/JUNAEDI)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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