イタすぎるセレブ達

writer : sekihara

【イタすぎるセレブ達】レオナルド・ディカプリオ来日会見「俳優でいられるのは奇跡」 生まれ故郷LAは「自分の一部」

実際に起こったシャロン・テート事件、そして実在した俳優のブルース・リー、スティーブ・マックイーンらも登場するなか、ディカプリオは人気のピークを過ぎたTV俳優・リック・ダルトン、ブラッド・ピットはリックを支えるスタントマン、クリス・ブースという架空の人物をそれぞれ演じている。

会見で映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』について話すクエンティン・タランティーノ監督とレオナルド・ディカプリオ

「今回の役に惹かれた」と話すディカプリオは、「(架空の人物)リック・ダルトンの魂の部分をどうやって作り上げていくか。リックは俳優としてなんとか時代についていこうとする。周りではどんどん変わっていく中で、2人の友情、1つの恋の表裏一体という関係の2人が2日間でどのように変わっていくか。ブラッドもそうだと思いますが、僕たちはこの役をやりたいという気持ちにさせられました」と自身の役について話した。またタランティーノ監督は「(ディカプリオに多数舞い込んでくるオファーの)山積みの脚本の中で僕の作品が一番上にあった(から選んでくれた)」とジョークを交えながらも、主演の2人について「キャラクターにぴったりだった。1人が俳優で1人がスタントマンだから、ルックスもどこか近いものがないといけない。それを2人が持っていたことは幸運だった」と起用理由を明かした。

レオナルド・ディカプリオとともに来日したのは初めてのクエンティン・タランティーノ監督

ハリウッドで生まれ、ロサンゼルスで育ったというディカプリオにとって、自身のホームタウンを扱った同作はある意味特別なのかもしれない。「私はラッキーなことにハリウッドにいたので、学校が終わるとオーディションを受けに行くことができた」と回顧し、「この業界を知っているので、どれだけ俳優でいるのが大変なのか知っています。世界中から人々が夢を持ってハリウッドに来ますが、なかなか叶えられません。仕事があること、自分で(作品への)決定権がある、このことは奇跡だと思います。実際は99%は奇跡が起こらずなかなか仕事がないのが現状です」と役者としての成功に感謝した。

ハリウッドで生まれ、LAで育ったレオナルド・ディカプリオ

そして「ハリウッドはある意味、ここは夢の工場。成功も生み出しますが、失敗もあります。自分が生まれ育ったところで、悪評が立つ人がいることも確かですが、私には家族や良い友人もたくさんいますので、私の一部になっていると思います。ロサンゼルスは戻るとハッピーになる場所です」と生まれ故郷への思いを語った。

会見では記者からの質問が相次いだ。ディカプリオやタランティーノ監督に質問が集中するなか、ディカプリオは「素晴らしいプロデューサー、シャノンにも是非質問してください」と気遣う優しさも見せた。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』来日記者会見

ディカプリオ、タランティーノ監督、マッキントッシュ氏は、同日夕刻から都内にて開催される「ジャパンプレミア レッドカーペット」イベントに出席する。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

クエンティン・タランティーノ監督、プロデューサーのシャノン・マッキントッシュ氏、レオナルド・ディカプリオ

クエンティン・タランティーノ監督&レオナルド・ディカプリオ

フォトセッション中のクエンティン・タランティーノ監督&レオナルド・ディカプリオ

クエンティン・タランティーノ監督&レオナルド・ディカプリオ

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