地元のサービスでミルクとおむつを購入するために配給されたお金を次女が盗んだのではないかと疑いを持った。長女のドリームさん(15)は次女が盗んでいないことを訴えたが、スパーポンは次女を平手打ちし、そのうち幼いアンドレイくんにまで暴力を振るい始めた。
たまりかねたドリームさんは警察に電話したが、当時のことについてこう語っている。
「妹や弟を守らねばと思い、母の前に立ちはだかり暴力を止めるようにお願いしました。しかし母はさらに激昂してしまって。妹には叔母の家に逃げるように伝えましたが、母は妹の後を追いかけて再び殴ったのです。」
「警察が帰った翌日も、母はビールを大量に飲んで妹や弟に暴行を加えたのです。私は2人を親戚の家に連れて行き、泊めてもらうようにお願いしました。」
ドリームさんの連絡を受けた警察と行政機関の役人が、スパーポンの自宅を再び訪ねることになり、保健当局の役人が彼女の精神状態を確認するために話を聞こうとした途端、スパーポンはナイフを手に取って自分の喉にあてて自殺を図ろうとしたのだ。
なんとか警察官がスパーポンを説得し自殺を思いとどまらせたが、のちに保健当局の役人がスパーポンに鎮静剤を注射し最寄りの精神科病院へと連れていった。彼女はそこで精神状態に問題があるかどうか診断が行われるようだ。
3人の子供達は親戚の家に身を寄せており、アンドレイくんは2人の姉によって世話がされているとのことだ。行政機関の役人は子供達のために生活援助が受けられるようになるだろうと話しているが、今後は保健当局および関連機関がこの家族の状況を調査していくという。
画像は『Bangkok Jack 2019年8月16日付「Russian father must SEND MORE MONEY or I strangle the baby」(Facebook Stream)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)