エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪・番外編】櫻井翔、広島の高校生たちが描いた『原爆の絵』から実感「証言をされない方の思いも大きく重い」

これまで家族に戦争の記憶を話すことはなかった。『原爆の絵』を見たことで思うところがあったのだろう。

櫻井が改めて信彦さんに「原爆投下後、当時の街の様子は?」と聞いたところ、「もう家のまわりはケガした人ばっかりで、死んだ人をどんどん運んで火を焚いてそこで焼いていた」と話してくれた。10歳だった信彦さんは、遺体を火葬場まで運んだと言い、辛そうにこう明かした。

「それが1人や2人じゃないですからね、何十人っていう死にかけた死んだ人がくるんですよ。」
「手のない人や足のない人や死んだ人やらそういう人ばっかり…。」

猿田くんも同席していたので、櫻井が「お孫さんに戦争について伝えたいことはありますか?」と確認すると、信彦さんは「ない…桁外れじぇけえ」と口を閉ざす。

祖父の思いを知って猿田くんは「なんて言えばばいいんでしょう、痛みを共有する8月6日は永遠に続いていくわけで、この歴史が何を伝えているのか、これからも考えていかなければ」との思いを強くしたようだ。

櫻井翔はスタジオでVTRを振り返り、家族にも戦争の記憶を話さなかった信彦さんの「ない…桁外れだから」との言葉に考えさせられたという。「被爆体験の証言者は時とともに減っていくが、実は証言をされない方の思いは本当に大きく重いものだと思った」との趣旨を話していた。

ちなみに視聴者からは、「毎年、翔くんが広島に出向き戦争の取材をしているのを見て、いつか広島に行って少しでも戦争のことを学びたいと思ってました。来週、初めて広島へ行き原爆ドームなど戦争のことを学びに行きます!」、「櫻井くんまた来てくれてありがとう。広島だと平和学習は当たり前だし、小中高と被爆者の方の証言を聞く機会は必ずあったけど、当たり前じゃないんだね…母校の取り組み続きますように」などのツイートが見受けられる。

8月6日には、俳優の井浦新がTwitterで「どこにいたって平和を願い戦争について考える大事な日。核なんかいらない」と広島原爆ドームの画像を投稿したところ、「広島出身の者です。毎年広島県以外の人は黙祷する習慣なくて、どんどん戦争への意識が薄れていくのが怖いです。こうしてSNSで影響力のある方が発信してくださることで国民の意識が保てるのではないかと思います。ありがとうございます」と反響があった。

画像は『井浦新 ARATA iura 2019年8月6日付Twitter「どこにいたって平和を願い戦争について考える大事な日。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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