海外発!Breaking News

writer : katakura

【海外発!Breaking News】消防署の目の前で火災発生 消防団家族が死傷(台湾)

炎の中から「早く助けてくれ。焼け死んでしまう」という店主の声を聞いた人もいるという。消防署がそばにありながら助けられなかったやりきれなさを、消防署にはしご車が配備されていないことにぶつける人もいた。

こうした市民の声に対して消防局は、大林消防署にはしご車を配備していないことを認めたうえで、一戸建てが多いこの地区の特性を考えてのことと説明した。また救助者が1階と2階から救助されていること、死傷の原因が階段の煙突効果や窓に面格子が設置されていたため避難経路がなかったことにあるとして、はしご車の有無は関係ないと話した。

なお今回の火災では、別の消防署からはしご車が出動していたものの、路地が狭く使用には至っていない。

亡くなった店主は地区の消防団として数十年間活動を続けており、近年は視力と体力の低下から顧問になっていた。また妻は防火活動の婦人団体を結成した元隊長で、現在は夫同様に顧問となり、長女が代わりに活動を続けていたという。

画像は『東森新聞 2019年5月7日付「泰興書局火警!義消父喊:快救我出去 仍葬身火窟」(圖/東森新聞)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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