エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】湯川れい子 「原発を54基も作ってしまった日本人として一度は聴いて欲しい」忌野清志郎『サマータイム・ブルース』一時発禁を回想

石坂部長も他のレコード会社に働きかけたこともあって、RCサクセションの古巣キティレコード(現・ユニバーサルミュージック)が8月15日(終戦記念日)に発売したのである。

湯川れい子はそうした経緯について「東芝が親会社である限り、このレコードは出せない、と言い切って、清志郎さんが怒った、という苦渋の決断の話は、石坂さんからも聞いていました」とツイートした。

さらに彼女は、忌野清志郎が『サマータイム・ブルース』を歌った気持ちに共感して「私もこれは政治的な心情でも反骨でもなくて、音楽を感じるのと同じ感性で、本気で危ないからやめてくれ~! ここには飛んでもない嘘とまやかしがある!と感じて危険を顧みずに反対するのです…」という。

そんななか、別のフォロワーから「サマータイムブルーって聞くと子供バンドしか思い浮かばない、、失礼しました、、」とツイートがあり、彼女は「ぜひ一度、YouTubeで忌野清志郎さんの『サマータイム・ブルース』を聞いてみて下さい。原発を54基もこの小さな地震列島に作ってしまった日本人として、一度はこの歌を聴いて欲しいと思います。一体、誰に責任があるのか。誰が責任を取れるのか」と呼びかけている。

RCサクセションの『COVERS』には三浦友和や泉谷しげる、桑田佳祐(桑竹居助名義)などがゲスト参加しており、泉谷は2011年3月11日に東日本大震災が起きておよそ1か月後、4月10日にオフィシャルブログで「あらゆる場所のイベントが自粛中止の中…時期を創り、必ずや実現しようと云い続けたる!」「忌野サンの原発ソング『サマータイムブルース』練習中! ったく彼の曲はキーが高くで大変だよ!」と綴っていた。

一般の人々は『サマータイム・ブルース』を歌う機会を作るのは難しくても、まずは湯川れい子のように知らない人へ教えることはできそうだ。

画像は『UNIVERSAL MUSIC JAPAN 2016年3月21日公開 YouTube「RCサクセション「SUMMER TOUR’83 渋谷公会堂 ~KING OF LIVE COMPLETE~」(ダイジェスト映像)」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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