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writer : ac

【海外発!Breaking News】「人生をもっと楽しんで!」がんで亡くなった35歳女性、死亡広告遺す(カナダ)

ベイリーさんは両親に向けてこのように綴っている。

「私を支えてくれて、私の決断を見守ってくれてありがとう。母がいつも『親が子供を亡くすことほどつらいことはない』って言ってたのを覚えているの。両親は“化学療法をやらずに残りの人生を全うする”という私の決断を支持してくれたわ。それこそ最高の贈り物よ…。両親がどんなにつらかったことか…。愛しているわ。」

そして親しくしていた友達へもメッセージを送った。

「一人っ子だった私は、いつも友達との関係を大切にしてきたの。友達が私を無償の愛で支え、つらい時に助けてくれたからこそ、大変なことも乗り越えることができたし、落ち着きを取り戻すことができたの。こんなに友達を愛することができるなんて、思いもしなかった。ありがとう! 愛してる。」

ベイリーさんは医師からがんの宣告を受ける3か月前に、ブラント・アンドリューさんとデートアプリを通して知り合った。そのブラントさんにも、ベイリーさんはこうメッセージを残している。

「あなたがあの日、私とデートしようとクリックした時、3か月後に私ががんの宣告を受けるなんて思いもしなかったでしょうね。冒険をした時、診察の時、笑って、泣いて、どうしようもなく壊れそうになった時、あなたはいつもそばにいてくれた。あなた以上の人はいないわ。出会えて本当に良かった。言葉では言い表せないほど愛してる。」

ブラントさんはベイリーさんの死後、心の整理がしたくて彼女がカウンセリングに通っていた地元のがんセンターに連絡をとった。すると、思わぬサプライズが待っていたという。

「彼女を失って、誰かと話がしたくてセンターに予約の電話をしたんだ。そうしたら、すでにベイリーが僕のカウンセリングのアレンジを済ませていたんだよ。僕が悲しみにしっかり向き合えるようにってね。」

またベイリーさんを知って10年になるというジュリー・キャリガンさんは、生前のベイリーさんについてこう語っている。

「ベイリーは『自分の死亡広告は、ありきたりのものではなく、愛した人へのメッセージで溢れるものにしたい』『多くの人は毎日感謝をすることもなく、それが当たり前だと思って生きていると思う。でも病気になったことで、一日一日が当たり前ではなくなったの。自分がしたいことをして、自分が言いたいことを言って残された日々を悔いのないように過ごしたい』って強く語っていたわ。」

ベイリーさんはそのユニークな死亡広告の中で、家族、友達、恋人、親戚、医師、ソーシャルワーカーなど支えてくれた多くの人に感謝の気持ちを述べた後、こう綴っている。

「小さなことにこだわらないで。人生をもっと楽しんで!(Don’t take the small stuff so seriously and live a little.)」

画像は『Today 2019年4月18日付「‘Live a little’: Woman, 35, who died of cancer offers advice in viral obituary」(Courtesy Julie Carrigan)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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