海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】オーバーブッキングで15歳娘を降機させた米スピリット航空に母親が訴訟起こす

パニックになった。少女はタンパの空港で3時間ほどひとりで取り残され、何時間か後のフライトでデトロイトに向かったというが、何の説明もされなかったステイシーさんは娘とともに激しい精神的苦痛を受けた。その後、スピリット航空は少女の分の航空券代を返金しエクストラマイルをオファーしたが、今回ステイシーさんは同航空会社に対して75,000ドル(約824万円)の損害賠償を請求する訴訟を起こした。一家の代理人となったジェリー・サーズウェル弁護士は、次のように話している。

「飛行機を降ろされた少女は携帯で伝えようとしましたが、母親の携帯がフライトモードになっていたためメッセージを受信することができませんでした。降機させられる前、少女はCAに『母親が後ろに座っているのに、なぜ私を降ろそうとするのか』と尋ねたようですが、CAは少女の言葉に耳も貸さず無理やり降ろし、『ここに座っていなさい。次のフライトに乗せるから』と言っただけで何の説明もしなかったのです。こんなふうに母親から子供を引き離すべきではありません。機内に娘がいないと知った母親は、パニックを起こし、極度の不安や恐怖、精神的苦痛を強いられ、これがトラウマとなってしまいました。」

なお、スピリット航空スポークスマンは「乗客の皆様の安全が当社の最優先事項です。この件については、現在係争中の訴訟であるためにコメントできません」と述べている。

このニュースを知った人からは「常識で考えても子供だけを降ろすという対応に言い訳は通じないわ。ひとりで放置されて何が起こるかわからないし、お腹が空いてもお金だって持っていなかったかもしれないでしょ。許し難いことよ」「エクストラマイルをオファーっていうところに笑えた。こんな目に遭わされた乗客が、この航空会社をもう一度利用しようとは絶対思わないだろう」「親の許可なしに15歳の子を勝手に機内から出す行為は、もはや誘拐といってもいいのでは」「なぜ、他の乗客を優先して子供を降ろさなければならなかったわけ? 後にわかった乗客を次のフライトに乗せるべきだったと思う」「私もスピリット航空に妻と引き離されて24時間後のフライトに乗せられたよ」「この航空会社って評判悪いよね」といった声があがっている。

画像は『ABC15 Arizona 2019年3月22日付「Michigan mom suing Spirit Airlines, says daughter was removed from flight without her knowledge」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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