海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】子供5人を自宅に残し恋人と旅行に出かけた母親 呆れる言い訳続々(米)

家の中に入った警官は愕然とした。玄関ドア近くのベビーベッドにいた1歳3か月の女児は、口を毛布で覆われ身動き一つせず、死んでいるかのように見えたという。しかし警官が毛布を外して体をさすると女児が動き出したため、生きていることを確認できたようだ。家の中は荒れた状態で、使用済みオムツが汚れたカーペットやクローゼットにまで散乱しており、台所にはハエが飛び、ナイフは子供たちの手の届く場所にあった。また、3歳と6歳の女児は何日間もお風呂に入っていない様子だった。児童保護サービスへ通報した警察は、その後クリスタルの居場所をつきとめ、8月30日に戻ってきた母親に事情聴取を行った。

クリスタルは「子供を置き去りにしたとかそういうことではない。仕事を得る機会があるかどうか探しにマートルビーチへ行っただけのこと。自宅で起こっている全てのことから離れる必要があった」と供述したものの、ボーイフレンドとビーチや観光地に出向いていたことを認めた。更に「6日間も留守にする予定ではなかった。飛行機が遅れてしまったので28日の戻りが遅れて30日になった。子供たちにはFacebookメッセンジャーをで連絡を取り、何度かフライトが遅れたことを伝えていた。子供の父親や近所の女性がちゃんと監視していると思っていたのに、彼らはそれを怠った」と自分の行為を棚にあげ、他者を非難する言葉も発していたようだ。

子供たちから事情を聞いた学校側は、その時点ですぐに少なくとも子供のひとりの父親とされる男性に連絡を取っていた。ところがこの男性は「母親の留守中は近所の女性が子供らの面倒を見ている」と発言した。しかし警察の調べで、この近所の女性は「別の子供の父親が面倒を見ているとばかり思っていた」と主張。この父親こそ、既に他州に移っていたジェフさんであり、彼は「もうテキサス州には住んでいないし、子供たちを監視する責任はなかったはず」と警察に話したという。

クリスタルが帰宅する前夜に、子供たちに夕飯を食べさせたというこの近所の女性は、「母親はてっきり仕事で家を空けているのだと思っていた。子供たちは普段からよく夜中の1時頃まで外で遊んでいたし、特に異常な点は見られず、家の中で何が起こっているのかも全く知らなかった。悪臭にも気付かなかった」と口にしている。

今年の2月にようやく逮捕状が執行されたクリスタルは、2月11日に警察へ出頭し逮捕されたが、同日には保釈金を支払い保釈されている。クリスタルは育児放棄の罪および子供を危険に晒した罪で起訴されており、第2級重罪となることから、有罪判決が下れば2年~20年の懲役刑が科せられることになるという。なお、テキサス州児童家庭サービス局によると、子供たち5人は里親施設へ預けられていたが、現在は子供たちの父親のひとりが面倒を見ているとのことだ。

このニュースを知った人からは、「この女は母親とはいえない。今後こんな女のもとに子供たちが戻らないことを祈る」「一緒に暮らしていない子供の父親と近所の人に任せて旅行に出るってどんな神経なの。近所の女性も父親も子供たちが放置されていることに気付いていたはずなのに、なぜ何の対応もしなかったのか」「身勝手な女だ。こんな奴は子供を作るな!」「子供を放置してビーチで楽しんでいたなんて。今後の判決で正しい制裁が下されることを願う」「普段から夜中まで子供を遊ばせるような母親だったのなら、なぜ周りも児童福祉局に通報しなかったんだろう」「父親のひとりに子供を預けて大丈夫なの!?」「このニュースで一番まともなのは警察に通報した学校の校長だな」といった声があがっている。

画像は『Fox 32 Chicago News 2019年3月9日付「Mom abandoned 5 kids to take trip to Myrtle Beach, police say」(Round Rock Police Department)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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