海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】飛行機エンジン部分に硬貨投げ込まれフライトキャンセル またもや中国で

そのうち3件は安慶空港で起こっており、被害に遭った航空機のうち2件が昆明市行きの雲南祥鵬航空(Lucky Air)機であるとのことだ。

最初にこの行為が発覚したのは、2017年6月。上海浦東国際空港で中国南方航空機のエンジン部分に1.7元を投げ入れた80歳の女性乗客が原因で、飛行機は5時間の遅れと100万元(約1,650万円)の損害を生じさせた。その何か月か後には、76歳の女性乗客が安慶空港で昆明市行きの雲南祥鵬航空(Lucky Air)機のエンジン部分に硬貨を投入。拘束されるも80歳女性同様、高齢ゆえに罪に問われることはなかった。そして今年1月には、乗客の誰かが安徽省安慶市から上海に向かう予定の中国東方航空の機体エンジン部分に2枚の硬貨を投げ入れたとして、離陸に2時間近くの遅れが発生した。

中国民航大学のオーヤン・ジエ教授は、「飛行中に硬貨がエンジンの中へ入った場合、エンジンが破壊される可能性は非常に高くなります。硬貨が核部分に吸い込まれると、エンジンが震え、スピードが落ち、空中で止まる可能性さえあります。そうなると乗客全員を大きな危険に晒すことになります。近年、緊急避難用のドアをこじ開けたり客室乗務員に暴行を振るったりと、何かと旅行者の問題行為が目立ちます。このような迷惑な乗客はブラックリストに載せ、飛行機の利用を禁じるべきです」と述べている。

画像は『shanghaiist 2019年2月23日付「Yet another passenger tries to throw coins into plane’s engine to pray for a safe flight」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

1 2