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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】米渡航認証フォームで誤って“テロリスト”を選択 英70歳男性、生涯米入国拒否の危機に

調査したESTAのスタッフからは「あなたはテロリストだ」と言われ、ジョンさんは途方に暮れた。

「私は70歳で、質問の意味もよくわかっていなかったと伝えました。申請フォームにチェックを入れていた時、全てのボックス欄にチェックを入れる前に時間切れになってしまってパソコンが固まったこともあります。Noにするつもりが、気付かないうちにYesとしてしまっていたのでしょう。大変な間違いをしてしまいました。私は罪を犯したこともなければ、裁判所には陪審員としてしか出廷したことはありません。人生、これまで問題など起こしたことはなかったのに、今はすっかり犯罪者扱いです。」

ジョンさんから事情を聞いたユナイテッド航空は、当初「ホテルや移動費などの返金は可能かも知れないが、フライト代は返金できないだろう」と伝えており、ジョンさんは悲しみに沈んでいた。しかし12月6日、ユナイテッド航空から連絡があり、フライト代も返金可能になったという。加えてジョンさんとマリオンさんには、同航空会社からニューヨーク行きの無料航空券を贈呈された。この親切な対応に、ジョンさんは「春が玄関先に来たみたいだ」と喜びを露わにしている。

しかしビザについては新たにオンラインで申請し、一旦認証されれば費用100ドル(約11,300円)を支払ってロンドンの米大使館に予約を入れ、職員と一対一の面接を行わなければならないそうだ。もしジョンさんがテロリストでないことが証明されれば、再び米国への入国を許可される可能性もある。現時点ではどうなるかわからず、ジョンさんは「もう二度と米国に入国できないかもしれない」と不安を隠せない。

このニュースを知った人からは、「申し訳ないけど笑えた」「普通、絶対間違わないようなところで間違えたんだな。もっと注意しなきゃダメだよ」「なんともマヌケな…」「それにしてもバカバカしい質問事項だな。本物のテロリストがyesとチェックすると思うのか」といった声があがっている。

画像は『Express.co.uk 2018年12月6日付「Grandfather accidentally brands himself TERRORIST on visa form – ‘It’s biggest nightmare’」(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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