海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】マクドナルドで32年間働き続けた50歳ダウン症男性が退職(豪)

窓やドアの拭き掃除、更にはトイレ掃除やストローやナプキンを補充する作業をこなしていた。そしてやって来る客には常に笑顔を向け、「こんにちは!」と元気に挨拶をしていたという。

2年前、Job Supportはラッセルさんの勤続30周年を祝ってパーティーを開いた。そして今回、退職することとなったラッセルさんに店のスタッフらは別れを惜しみ、店の監督者コートニー・パーセルさんは良き仲間についてこのように語った。

「ラッセルさんの勤務日は木曜と金曜だったのですが、その日に合わせてラッセルさんに会いに来る常連客もいるぐらい、彼は店の人気者でした。スタッフたちはラッセルさんのことを気にかけていたので、彼がもう来なくなると思うと本当に寂しいです。」

また、「兄はとても仕事を愛していた。懸命に働いてきた兄を誇りに思う」と明かすラッセルさんの弟リンゼイさん同様、父ジェフさんも2年前の30周年パーティーの席で「息子は、ノースミードでは知られた存在です。街で息子を見かけると、声をかけたり握手をしてくれる人もいます」とラッセルさんがいかに誰からも好かれ、地元のアイコン的存在であるかを誇らしげに話していた。

今回、ラッセルさんの退職を知らせる投稿がFacebookになされると、ユーザーらからは「彼に会ったことあるが、笑顔の絶えないとても勤勉なスタッフだった」「32年間、よく務めたね。リタイアおめでとう!」といった声が相次いだ。

障害を抱えながらも32年間地元マクドナルドの“顔”となり、懸命に仕事に精を出し、様々な役割を果たして活躍したラッセルさん。リタイア後は、好きなボウリングをめいいっぱい楽しむ予定だそうだ。

画像は『Stuff.co.nz 2018年12月16日付「Australian McDonald’s worker with Down syndrome retires after 32 years」(JOBSUPPORT)』『NZ Herald 2018年12月17日付「McDonald’s worker with Down syndrome retires after 32 years」(Photo / Job Support Inc)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

2年前、勤続30周年パーティーでのラッセルさん(画像は『NZ Herald 2018年12月17日付「McDonald’s worker with Down syndrome retires after 32 years」(Photo / Job Support Inc)』のスクリーンショット)

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