海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】引っ越した家族に置き去りにされた犬、救助されるも引き取り手見つからず(米)

ロサンゼルスを拠点とする犬の保護非営利団体『Love Leo Rescue』の目に留まった。施設のボランティアたちは車で犬を迎えに行き、なだめて犬を車に乗せると2時間かけて施設へと連れ帰った。この施設で、犬は“ラリー”と名付けられた。

救助後、十分な食べ物や飲み物を口にしていなかったにもかかわらずラリーの腹部が膨張し、脚の毛が部分的に抜け落ち、歩行が困難な様子であることに気付いたスタッフらが動物病院へ連れて行くと、ラリーは内分泌・ホルモン性の疾患で、免疫力や筋力の低下、感染症など全身に様々な影響を及ぼすクッシング病を患っていることがわかった。そのためラリーは動物病院に1か月半の間入院し、治療が施された。現在は外で過ごす時間が多い犬のデイケアセンターに移され、月に一度の治療を受けているが、その治療費は毎月180ドル(約2万円)かかる。それ故にこれまで3回新しい飼い主のもとへ引き取られるも、3回ともまた施設に戻されてしまうという目に遭ってしまった。病の治療に費用がかかることで、ラリーの新しい飼い主を見つけることが困難になっていると施設長サシャ・アベルソンさんは明かす。

「私たちが引き取った当初は、ラリーは悲しそうな表情を見せていて、少し落ち込んでいました。他の犬たちにも反発したりしていましたが、治療が進むにつれて元気を取り戻し、本来のラリーの性格が戻ってきたようです。誰も最初からお金がかかるとわかっている犬を引き取りたいと思う人はいないのはわかりますが、置き去りにされたくないのに捨てられたことはラリーの責任ではないのです。中にはラリーのように捨てられたり嫌な経験をしたりすると、永久的にトラウマになってしまう犬もいます。でもラリーは、まだ人が好きでなついてきてくれるし、とても可愛い犬です。誰か、そんなラリーの良さに気付いてあげてほしい。シンデレラが自分のサイズにピタリと合った靴を探すように、いつかラリーにとって完璧な飼い主が現れてくれることを私たちは待っています。」

このニュースを知った人からは「人間の子供にしろ、ペットにしろ、こんなふうに遺棄する人間ほど残酷なものはないな」「前の飼い主はもうペットなんか飼うべきじゃない」「こういうことをする飼い主らは罰せられて実刑を科せられるべきだよ」「捨てられたのもかわいそうだけど、その後3回も施設に戻されたというのも気の毒な話だな」「早くラリーにいい飼い主が見つかりますように」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年11月9日付「Lonely dog lay in dirt for months after ‘family moved away and left him’」(Image: oldboy909/Instagram)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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