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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】米トロフィーハンターに非難殺到 スコットランドで仕留めた獲物と笑顔で自撮り

これを見た英テニスプレーヤーのアンディー・マリーさんの母親で、スコットランド人のジュディー・マリーさんは自身のTwitterで怒りを露わにした。

「ユニークなハンティングですって!? 恥知らずもいいところね。美しいスコットランドに生息しているヤギでしょう!? スコットランド政府はトロフィーハンターたちへの対策を直ちにとるべきよ。」

また、アーガイル・アンド・ビュート地区の議会議員で行政府閣僚でもあるマイケル・ラッセル氏も「トロフィーハンティングは中止にすべきだ。こんなことがスコットランドで実際に起こっているなら、主催したツアー会社をすぐになくすべきだ」と怒りのツイートをした。

射殺した野生動物を前に自撮りする米トロフィーハンターら(画像は『Larysa Unleashed 2018年10月23日付Instagram「Congrats on Jason on his gold medal」』のスクリーンショット)

スコットランドでは、7月1日~10月20日の間は土地所有者の許可を得ればライセンスを取得した銃を使用してアカシカ(Red Stags)の狩猟が合法となるが、野生のヤギやヒツジには法的保護がないため、しばしばハンターたちの標的となっているという。英国内ではシカの狩猟は繁殖期でなければ合法であるため、狩猟の時期はシカの種類や生息場所によっても異なってくる。さらに夜間や、移動中の車からの狩猟は禁じられている。しかしシカが土地に被害をもたらす場合やシカの数をコントロールしたりする場合においては、法の例外が認められているそうだ。

スコットランド行政府スポークスマンは、この件について次のようにコメントしている。

「責任をもって適切に動物を間引くことは持続可能な土地管理のためには必要なことであり、シカやヤギを含む野生動物の間引きは違法ではありません。しかしながら、これらの狩猟画像に起因する懸念や多くの人々の怒りは十分理解でき、環境事務局はその状況を見直し、法律の明確化もしくは変更が必要か否かを検討する方針です。」

このニュースを知った人からは、「ただただ、邪悪。トロフィーハンターは動物を殺して満足しているサディストたちでしかないわ」「吐き気がする。ヒツジを射殺!? 最低だな」「美しいスコットランドの野生動物を殺すな! 二度と来るな!」「どこでするにしても、トロフィーハンティングなんて許し難いこと」「動物を殺して喜ぶなんて、脳が腐ってる奴らだ」「ヒツジやヤギを撃ち殺して楽しむなんて…どこまで人として最低なわけ!?」「動物をこんなふうに殺す奴は人も平気で殺しそう」といった非難の声が相次いでいる。

画像は『Larysa Unleashed 2018年10月12日付Instagram「When you try to take a photo with your hunting guides and one is too busy on his phone to look up」、2018年10月23日付Instagram「Congrats on Jason on his gold medal」、2018年10月22日付Instagram「Beautiful wild goat here on the Island of Islay in Scotland.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

「狩猟は楽しい!」とラリーサ・スウィトリックさん(画像は『Larysa Unleashed 2018年10月22日付Instagram「Beautiful wild goat here on the Island of Islay in Scotland.」』のスクリーンショット)

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