海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】末期がん男性のために、昔馴染みのピザ店が州を越えてデリバリー(米)

躊躇うことなく「それなら私がピザを届けますよ。どんなピザがお好きですか」とデリバリーをオファーしてくれたのだ。

しかしリッチさんの家はインディアナ州で、ミシガン州のバトルクリークからは362キロ(225マイル)も離れており、車で少なくとも3時間半はかかってしまう。デイヴィッドさんはそう伝えたが、ダルトンさんは店を閉めたら行くと言い、夜中の2時半頃に車を飛ばしてリッチさんのもとにペパローニ&マッシュルームの2枚のピザを届けに来てくれた。

この心温まるサプライズに、ジュリーさんも一家も大喜びした。ダルトンさんは「一家はとても喜んでくれて、ハグをしてくれました。デリバリーしてよかった」と後に話している。一方、ジュリーさんも自身のFacebookで感謝の気持ちを綴った。

「ダルトンさんの行為は、感謝してもしきれません。Steve’s Pizzaは普段デリバリーをしていないにもかかわらず、店を閉めてから夜中に車でわざわざピザを届けに来てくれたのです。しかも彼は、見知らぬ私たちに夫のことを祈っていると言ってくれました。そして『私にできることがあればなんでも言ってください』とも言ってくれたのです。父は疲れているだろうダルトンさんのために、ホテルを予約したいと申し出たのですが、彼は翌日も仕事があるからとすぐに帰っていきました。ダルトンさんは、私たちに大きな喜びをもたらしてくれました。今、私たちは大変な時期を迎えていますが、世界一美味しいピザを口にすることができて本当に嬉しい。ありがとうという言葉でこの感謝の気持ちを伝えるには不十分のようにも思いますが、ダルトンさん、本当にありがとう。あなたの真夜中のデリバリーには心から感謝しています。」

このニュースが報じられると、Steve’s PizzaのFacebookアカウントには店の客からの心温まるコメントや見知らぬ人からの「今度、是非店に行くよ!」といった声が数多く寄せられたという。

画像は『CBS News 2018年10月18日付「Pizza shop makes surprise delivery to terminally ill man 225 miles away」(WTTV)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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