エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】カンニング竹山、ブッチャーブラザーズ“リッキー師匠”に感謝「リッキーさんによってカンニングは売れました」

その頃について語っていた。

実はサンミュージックを一度辞めており、個人事務所を経て再びサンミュージックに所属したのだが、ネタもろくに作らずダラダラしていたという。竹山が28歳の頃、カンニングをクビにするかどうかを話し合う会議があった。

当時の社長とマネージャー全員、ブッチャーブラザーズが並ぶ会議室に呼ばれ、資料で業績を見ながら「あんまり伸びてないねえ」「ライブとかもあんまりウケてないらしいねえ」などとやりとりして採決をとり、誰も手を挙げずに「じゃあ明日からクビです」という流れになる。

するとブッチャーブラザーズのリッキーが「ちょっと待てや」と社員たちに向かって切り出し、「なんも分かってへんな。クビにすんのこいつら?」「こいつら何かあるで! 説明できへんけど、もったいないわ、こいつらクビにしたら!」と訴え「サンミュージックが辞めさせるなら俺が預かる」と救ってくれた。

リッキーに預かられる形で「お前ら何かあるんや!」「好きなことやってみ!」「放送禁止用語でも何でもええわ、言いたいことやってみ!」とアドバイスしてくれ「怒られたら全部俺がケツ拭いたるわ」とまで言われて、カンニングのキレ芸に繋がるのだ。

人気バラエティ番組に出演しはじめ、2004年6月にはお笑い番組『エンタの神様』(日本テレビ系)へ初出演して際どい言動で注目を集める。その後も同番組をきっかけに知名度を上げ人気芸人となった矢先、同年12月に中島が白血病のため入院する。

竹山は中島が復帰した時に戻れるようピンで「カンニング」の活動を続けるが、2006年12月20日に療養中の中島が他界、彼はその後もカンニング竹山の芸名で活動を続けている。

先日、9月15日には「早いもので今日は奴の13回忌法要。急遽決まったのもあり3時間ばかりの故郷滞在」とつぶやき、中島と並ぶ「カンニング」の写真を投稿していた。相方も天国からリッキー師匠の還暦を祝福していることだろう。

画像は『カンニング竹山 2018年9月16日付Twitter「1番俺が禿げてはいるがのブッチャーブラザーズの子供達の一員である事は間違えないです!」「サンミュージック芸人によるブッチャーブラザーズのリッキー師匠の還暦祝い!」、2018年9月15日付Twitter「早いもので今日は奴の13回忌法要。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

コンビ時代のカンニング:竹山隆範と中島忠幸さん(享年35)(画像は『カンニング竹山 2018年9月15日付Twitter「早いもので今日は奴の13回忌法要。」』のスクリーンショット)

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