海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】メキシコからアメリカの空き店舗へ 密輸用トンネル見つかる

トラックの中からは覚せい剤メタンフェタミンが118キロ、コカインが6キロ、合成オピオイドのフェンタニルが3キロ、ヘロインが13キロと他にも薬物が見つかっていたが、このトンネルを通って運ばれたものとみられている。

イワンが運んでいた薬物は100万ポンド(約1億4200万円)相当と報じられており、彼は国際的な麻薬密売組織「シナロア・ドラッグ・カルテル(Sinaloa Drug Cartel)」と関わりがあるもようだ。捜査にあたった特別捜査官のスコット・ブラウン氏は、記者会見でこのように語った。

「押収した薬物はメキシコからトンネルを通り、米側のKFCのキッチンにある穴からロープで引き上げられて道具箱に詰められた後、トラックで運ばれたとみています。」

また、巡査部長のアンソニー・ジェイ・ポロバズニック氏(Anthony J. Porvaznik)は、次のように明かす。

「トンネルは犯罪組織によって使われてきました。これは我々の国に対する捉えどころのない危険を意味します。彼らはこのトンネルを使って麻薬の密輸と人々を不法入国させていました。米国民の生活に危害を与えようと企むテロリストに利用される可能性があるにもかかわらずです。」

なおアメリカとメキシコの国境で、麻薬密輸のためのトンネルが発覚したケースは今回が初めてではない。2016年には、サンディエゴとティファナ間で長さ約731メートルのトンネルが見つかっていた。

画像は『The Sun 2018年8月23日付「FINGER LICKIN BAD 600ft-long drug smuggling tunnel found linking kitchen of old KFC restaurant to Mexico bedroom」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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