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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】預かった犬を手違いで安楽死させた動物管理施設に飼い主激怒(米)

以後数日間は昼休み中にモーゼズに食べ物やおもちゃを持って施設を訪れていた。しかし8日、生きた愛犬に会う最後の日となることなどトニーさんは想像もしていなかった。

翌朝9日の午前9時半頃、施設の管理者から電話を受けモーゼズが安楽死したことを知らされたジェニファーさんは、愕然となった。管理者から落ち着いた口調で「手違いにより、モーゼズを死なせてしまった」と聞かされ、最初は「質の悪い冗談」と思うも何が起こったのか理解できないまま、ジェニファーさんは数人のスタッフから電話で話を聞き、すぐに職場にいるトニーさんへ電話をした。

互いの職場から施設へ駆けつけたトニーさんとジェニファーさんは、そこで冷たくなって息絶えているモーゼズに会った。ジェニファーさんが電話を受けた数時間前に、モーゼズは脚への注射ではなく、苦しむといわれる心臓への注射により安楽死させられたようだ。夫妻が「なぜ、こんなことが起こったのか」と何度尋ねても、管理者は「白っぽい犬を安楽死させるように伝えられたので、モーゼズのことだと思った」と発言し、どのようにしてこんなミスが起こったのかはよく分からないと繰り返すばかりだったという。

ジェニファーさんによると、施設内にあるクレートに張り付けられた紙に身元が記されていたのは数匹の犬のみで、モーゼズはその中に含まれていなかったそうだ。しかし夫妻がモーゼズを施設に連れてきた時、モーゼズは身元を記した首輪をつけていたと話している。怒りと悲しみの中、夫妻はモーゼズの亡骸を施設から運び出し、荼毘に付した。夫妻の息子キーローン君(6歳)は、愛犬の死に号泣し「僕も天国に行きたい、そうしたらモーゼズに会えるから」とまで口にしたという。夫妻は、家族を悲しみのどん底に追いやった施設に対して法的措置を取る構えを見せており、別の州にいる動物愛護権利の専門弁護士に会う予定とのことだ。ジェニファーさんは、今の心情をこのように吐露した。

「殺される前、モーゼズはどんなに困惑して不安で辛かったことでしょう。それを思うとモーゼズのことが頭から離れません。私たちはお金が欲しいわけでもありません。愛犬を死に追いやった人たちに、ちゃんとした説明と責任追及をしたいだけです。費用はいくらかかっても構いません。モーゼズのためにも、絶対に正しい制裁が下されることを願っています。」

なお、テイズウエル郡動物管理施設は「手違いで預かっていた犬を安楽死させてしまった。この過ちには深く後悔している。今一度規約を確認し、今後このようなことが起こらないように努めたい」と声明文を発表している。

画像は『Fox News 2018年8月11日付「Illinois family ‘destroyed’ after dog mistakenly euthanized: ‘How could this happen?’」(Jennifer Wang)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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