海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】海に愛犬を連れて行った飼い主の悲劇 獣医も警告「犬のビーチ遊びは2時間までに」(米)

O.Gの具合が悪化した。クリスさんにまるで反応を見せず、どこか一点をぼんやりと見つめて餌を一切口にしなくなったのだ。クリスさんはすぐに動物病院へ駆け込んだが、タンパベイ緊急動物診療サービス(Tampa Bay Emergency Veterinary Services)のケイティー・メイヤー獣医師は、O.Gを救うことは手遅れだと悟った。O.Gは塩水中毒になっており、深刻な脱水症状と脳損傷を起こしていたのである。

けいれん発作を起こしているO.Gの姿を見たクリスさんは、涙ながらに「痛がっているのか」と尋ねると、メイヤー獣医師は「もう自分がどこにいるかも分かっていないはずですよ」とO.Gが助かる見込みはないことを伝えた。楽しいビーチでの遊びが愛犬に死をもたらす結果となってしまったことについて、クリスさんは「塩水中毒なんていうことは想像もしていなかった」と悲しみを露わにした。

O.Gのように塩水中毒が原因で愛犬を亡くしてしまう飼い主は少なくないと、メイヤー獣医師は語る。

「海水は動物にとって非常に有害となる可能性があります。犬が大量の海水を飲んでしまうと生命の危機に瀕する事態に陥ることもあり、まさにO.Gのように脱水症状や脳損傷、けいれん発作などを生じさせます。徐々に症状が悪化していくので、飼い主はどれだけ深刻かということに気づかない場合が多いのです。ナトリウムのレベルが体内で極端に高くなると脳に影響を及ぼし、ペットの命が脅かされることになります。ビーチに犬を連れて行くときは2時間までと決めてください。そしてその間、30分ごとに新鮮な水を与えて休憩させてあげてください。」

このニュースを知った人からは、「これは気の毒すぎる…飼い主も犬も」「犬を連れてビーチに行く時は気をつけなきゃいけないってことだね」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年7月18日付「Devastated man’s warning after day at beach ends in his dog’s slow and painful death」(Image: NBC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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