海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】Facebookを通して母乳を寄付してもらう母親、リスク承知の上で(英)

HIVや肝炎などに感染するリスクがあることはもちろんローレンさんは承知の上だ。しかし、それらのリスクを気にするよりも寄付してくれる母親たちを信頼しようと決めたという。ローレンさんは、自身の経験からこのように語っている。

「私は、他の母親から母乳をシェアしてもらうという素晴らしい経験をしました。このことを変に思う人もいることでしょう。私の主人ニック(33歳)も、最初は変だと思っていました。でも、夫に母乳をシェアする利点を説明したり、母乳が出すぎる母親は、結局その母乳を無駄に捨ててしまわなければならないということも話すと理解してくれたようです。」

「もし2人目を妊娠しても、また他の母親から母乳を寄付してもらうつもりです。今度は妊娠中から母乳を集めて準備します。私はFacebookを通して母乳の寄付をしてもらいましたが、あまり知られていないようですね。定期的にアカウントが更新されるような母乳寄付サイトがあれば、とても便利だと思います。」

「息子は7か月になり、もうすぐ卒乳です。今は粉ミルクと私の母乳、寄付してもらった母乳を組み合わせて与えています。私はとにかく息子に人生最高のスタートを与えてやりたいと思ったのです。なにしろ母乳を与えられて育った赤ちゃんの方が、発達する過程において将来プラスの影響を受けると言われています。また母乳は粉ミルクよりも消化が良く、乳幼児突然死症候群のリスクを下げ、アレルギー体質のリスクを減らし、一般的な病気と闘うための抗体を与えてくれます。私のことを知ったみなさんには、他の動物のミルクに頼るよりも誰かの母乳をシェアする方がずっと有益だということ、Facebookを通して母乳を寄付してくれる素晴らしい母親たちがいることを知って欲しいのです。」

このニュースを知った人からは「でもリスクがあるならやっぱり親として無責任よ」「私は子供たちを粉ミルクだけで育てたけど、みんな健康だし問題ないわ。粉ミルクよりも知らない人の母乳を飲ませる方が健康上良くないと思う」「他人の母乳なんて何が含まれているかわからないのに。そんなリスクを子供に与えるなんて愚かすぎ」「粉ミルクのどこが悪いの。母乳の出ない母のために粉ミルクが存在するんじゃないの」「母乳って他人から出た液体なわけじゃない。私だったら絶対我が子に飲ませない」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年4月3日付「First time mum feeds baby with breast milk donated by Facebook strangers after struggling to produce her own」(Image: Caters News Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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