海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】息子に“ドナルド・トランプ”と名付けた父 批判受けるも「娘ができたら…」(アフガニスタン)

やはりカーブルでもサイードさんの息子の名前を快く思う人は少なく、3月15日には5人の近隣住民が大家のもとを訪れ、サイードさん一家を追い出すよう要求したという。サイードさんは、息子の名前が公に広まってしまったことについてこのように話している。

「地元政府当局オフィスの職員が、無断で息子の出生証明書をFacebookに投稿したようです。それ以降、多くの人が息子の名前にコメントし、私と妻はアカウントをブロックしなければなりませんでした。『お前たちを殺しに行く』、『異教徒』などといった脅迫や怒りのコメントが溢れたからです。ある人は、息子にトランプと名付けたのは私たちがアメリカに亡命するチャンスを得やすくするためだと言いましたが、私たち一家はこの国から離れたいとは思っていません。私は、息子の名前がこんなに大事になると思って付けたのではありません。しょせん名前というだけの話です。もし息子が成長して改名したいと思うのなら構いませんが、今は私の判断で名付けたことであり、息子は『ドナルド・トランプ』なのです。」

ネット上で脅迫まがいのメッセージを寄越す人々の大半は、トランプ政権うんぬんよりもサイードさん夫妻がイスラム教徒としての伝統を破ったことへの怒りが大きいようだ。驚くべきことに、サイードさんは息子の名によって広まってしまった論争をあまり気にしていないのか、このような発言もしている。

「トランプ大統領に会って、アフガニスタンに平和と安定をもたらしてほしいと話してみたいですね。彼は大統領だからそれが可能なはずです。もし私に4人目の子供が生まれて娘だったら、今度はイヴァンカと名付けたいなと思っています。」

画像は『Metro 2018年3月17日付「Father faces backlash after calling son Donald Trump」(picture:AP)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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