披露宴会場でのケータリングサービスに決して安いとはいえない値段を請求しておきながら、届けられたのはあまりにも質素な商品の数々だった。詐欺行為とも言えるイギリスのあるケータリング業者に、少なくとも13人の花嫁らが怒りを露わにしている。英メディア『The Sun』『Daily Record』などが伝えた。
ケータリング会社「JLS Entertainment(以下、JLS)」の社長でスタッフォードシャー州バートン・オン・トレントに住むジェイソン・デビッドソン氏(34歳)は、それなりのケータリング費用を請求したにもかかわらず価格に全く見合わない悪質なサービスを提供し、花嫁らの怒りを買っている。このほど数人の被害者が英メディア『The Sun』に詳細を語った。
ノッティンガムに住むケリー・ディケンズさん(34歳)は、昨年3月に結婚した。その時の披露宴会場でのケータリングサービス費用としてジェイソン氏に850ポンド(約127,000円)を支払ったのだが、届けられた商品は粗末なものばかりだった。
ゲストに振る舞うビュッフェは通常、冷たいものや温かいものまで様々な食べ物が並べられる。ところがジェイソン氏はドーナツやビスケット、野菜スティックといった質素なスナックを用意したのみで、ドーナツのパッケージには大手格安チェーン店スーパー「ASDA(アズダ)」の値札がそのまま付いていたのである。また、セロリや人参スティックも適当に切ったような形をしており、見た目にも美味しそうとはいえないようなものばかりだった。しかもジェイソン氏は会場に酔っ払って現れたというから開いた口が塞がらない。
悪質なケータリング商品を目にした数人のゲストらは食事のためにマクドナルドへ行ったそうで、