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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】3000万円のフェラーリを別の客に「どうぞ」 高級ホテルのバレーパーキングで大失態(米)

「女にカッコイイところをみせたい」と邪なことを考えてしまったというマイルズ。「チケットは車の中にあるから後で渡す」と嘘をついてフェラーリの鍵を要求し、しばらくすると走り去ってしまった。深夜の忙しい時間帯であったことから係員はそれを鵜呑みにしたばかりか、運転テクが足りずにフェラーリの発進にもたつくマイルズの様子も見逃してしまった。

鍵がついたまま顧客の車を預かるバレーパーキングの責任は重い。出庫の際には引換券と車をしっかりと照合するべきところ、係員はそれを怠ったままフェラーリを別の顧客に渡していたのだ。もっとも組織化された窃盗団がこうした超高級車を狙い、巧妙な手口で盗む事件は頻繁に起きている。この事件の背後にそうした窃盗団の存在がないか慎重な捜査が必要であろう。

ファウラーさんはメディアの取材に対し「愛車を奪われた精神的な苦痛のみならず、盗まれていた間に何かが起きていた可能性もあるため、戻ってきたフェラーリについては各種の検査を経て修繕が行われた。こうした事件に巻き込まれると高級車としての価値はぐんと下がってしまう。起訴も含め私はこの事件で相当な金額を負担させられている。無責任な仕事をしていた彼らの責任を徹底的に追及し、損害賠償を求めたい」と話している。

同州のメディア『Tampa Bay Times』は、訴えられたのは「ザ・ヴィノイ・ルネッサンス~」とその親会社である「マリオット・インターナショナル」社。そしてバレーパーキングを運営していた「717 Parking Enterprise」社であると伝えている。原告は超ベテラン弁護士であり、各社の顧問弁護士も慌てているに違いない。

画像は『Tampa Bay Times 2018年1月25日付「Valet gave keys to $300,000 Ferrari to the wrong guy, lawsuit claims」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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