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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ヘリに消火ドローン…消防局が全力で守り抜いた超高級住宅地LAベルエア(米)

仮設のベッドやピザ屋さんからの善意の差し入れ、赤十字社から水、お菓子などが提供されたにもかかわらずガラガラだったことも判明した。無料で避難施設まで送り届ける配車サービス“Lyft”も、山火事で大変な被害を出してしまったベンチュラ地区ではかなりの待ち時間を要したというのに、ベルエアでの利用者は稀であったそうだ。

過去には1961年の大火で壊滅的被害を受けていたベルエア。その時は約500軒の家屋が全焼したが、今回は全焼4軒で半焼を含めても被害に遭ったのは12軒と報じられている。このたびの勝因は消防隊員ばかりか兵士らも各種の救援活動にあたり、何といってもヘリコプターや小型飛行機が空から徹底した消火活動を行い、多数の消火ドローンが宙を舞ったことにありそうだ。それでも細かい所の消火活動や鎮火の確認は消防士が責任を持って行っており、それはLA郡・同市の消防局が一丸となってのまさに威信をかけた真剣かつ懸命な作業。labilingualさんは「よく行くマーケットに待機中の消防車がたくさん停まっていて、差し入れを手に少し話を聞きました。隊員の皆さんには心から感謝しています。あれだけの被害で収まったのはすべて彼らのおかげです」と語っている。

大富豪やハリウッドセレブが多数暮らすこのエリア。そして焼け落ちるのではないかと非常に心配されたゲティ・センターも、懸命な消火活動によりなんとか無事であった。車庫に置いて来ざるを得なかったコレクションの愛車も含め1世帯ごとの資産は想像を絶するものがあり、住民の強い不安と並行して保険会社もかなり慌てているとも報じられた。全米市民が固唾を飲んでテレビの画面を見守ったベルエアを襲った大火災「Skirball Fire」だが、全焼4軒との報道には最新の消火システムや隊員の作業能力の高さに驚く一方、ベルエアだからここまで頑張ってもらえたのだろうという印象も拭いきれない。

画像提供:labilingual.wixsite.com/labilingual
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

全力で消火活動にあたり、休憩をとる消防士に「心から感謝」と住民たち(画像提供:labilingual.wixsite.com/labilingual)

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