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writer : ac

【海外発!Breaking News】双子を妊娠したと思った代理母 実は2度妊娠していた(米)

ジェシカさんは「言葉が出ませんでした。こんなことってありえるのかしらって…。コンドームを使用していたから、自分の子を妊娠していたなんて思いもしませんでした」と語っている。

妊娠中にもかかわらず排卵が生じ、2人目を妊娠する今回のようなケースは「過受胎(superfetation)」と呼ばれ、11例ほどしか報告されていない。ジェシカさんの場合、リウさん夫妻の子を妊娠した直後に実の子を妊娠したことになるという。

しかし、ジェシカさんにとっての悪夢はここから始まった。双子の妊娠が判明した直後に報酬は当初の3万ドルから5千ドルほど上乗せされたにもかかわらず、血の繋がりがないと知った途端にリウさん夫妻はマックス君の養育を拒否し、逆に1万8千~2万ドルの賠償金を求めてきたのだ。さらにマックス君を引き取りたいと申し出たジェシカさんに対し、リウさん夫妻とOFGはマックス君と他の親との養子縁組を模索し始めた。

「血を分けた自分の息子がまるで商品のように売買されるのでは…」と危機感を覚えたジェシカさんは、3千ドルで弁護士を雇ってOFGと話し合いを続け今年2月、ついに息子を養育する権利を獲得した。

マラキ君(Malachi)と名付けられた3人目の息子は現在10か月になり、片言の言葉を話すようになった。ジェシカさんは「妊娠中に医師やOFGから胎嚢が2つあるという説明を受けたことはありませんでした。マラキがいてくれて幸せを感じるし、代理母になったことは後悔していません。しかしこれから代理母になりたいと考えている女性には、私のようなケースがあるということを知って欲しいと思います」と述べている。なお、リウさん夫妻から求められていた賠償金に関してはOFGが何らかの形で負担することになるという。

「双子なのに似ていない」というケースは2016年、ベトナムでも報告されていた。こちらはDNA鑑定で父親が違うことが判明し、家庭内に問題があったことが発覚している。

画像は『New York Post 2017年10月25日付「I rented out my womb — and they almost took my own son」(John Chapple)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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