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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】難病の少女、自ら訓練した介助犬と強い絆を育む(英)<動画あり>

その後、テッドを引き取ったクロエさんは厳しい訓練を行った。最初は靴下を拾うという一番簡単なタスクから学ばせたが、クロエさんが靴下を履くとテッドは出かけるサインを察して靴を持ってきてくれるようになった。他にも、戸棚を開け閉めしてコップを運んだり、洗濯物を洗濯機から出し入れすることも覚えた。クロエさんが着替える時には、テッドは歯を使って靴下を脱がせることもできるようになったという。訓練から1年と1か月後、クロエさんとテッドは「最年少で素早くパートナーシップを築き上げたチームの一組」としてDog A.I.D.から認められ、テッドは正式な介助犬としての資格を与えられた。クロエさんはこれまでの経緯をこう振り返る。

「介助犬として最も重要なのは、絶対に従順であることです。食べ物や大きな音に反応して気がそれてしまうと、私が怪我をしてしまうことに繋がりますから。訓練はハードでしたが、今のテッドはジェスチャーと言葉での指示に反応して100以上のタスクをこなすことができるんです。これまで私を介護していた母は、週に2回の仕事に戻ることができ、食事と飲み物の世話をしてくれればいいだけになりました。テッドはいつも私のそばを離れず、ヘルプが必要な時には私が言葉にする前に察してくれるようにもなり、期待以上のサポートをしてくれます。世間では盲導犬が一般的に知られていますが、実際に犬がどれだけ人の手助けをできるかということを知らない人は多いと思います。」

現在3歳になったテッドは、SNSでちょっとしたスターになっているようだ。自身のFacebookやInstagramアカウントを持ち、ビデオでは優れた能力を発揮する姿を見せており、そのスキルの高さに驚く人も多いとクロエさんは言う。

「テッドはいつも笑顔を見せてくれるし、とってもハッピーな犬で私の人生に大きな喜びと笑いをもたらしてくれます。テッド無しではどうしていいかわからないほど、私にとっては大切な存在です。」

テッドとクロエさんの間には深い絆が育まれており、実際に介助をするというだけでなくクロエさんの心のパートナーとしてもテッドは大きな存在となっているようだ。

画像は『SWNS.com 2017年10月19日付「Teen With Rare Heart Condition Has Trained Her Dog To Help Her Get Changed With His Teeth」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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