海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】テロ事件の捜査に関わった警察犬 悲惨な現場を目にして脱毛症に(英)

それでも現在は脱毛部分が残っているものの、再び毛が生え始めて90%は元気になったとフィル巡査は明かしている。警察官と警察犬であるがゆえに業務は避けられず、あのテロ事件以降も数回は現場に戻ったそうだ。そして今月9日、歌手ノエル・ギャラガーら有名アーティストが参加した慈善コンサート「We Are Manchester」のために、事件以来初めて「マンチェスター・アリーナ」が再オープンし14,000人が集結した。パートナーのモジョとともに警護についたフィル巡査は、最後にこのように語っている。

「今回の仕事は我々には選択権が与えられました。あの日のことがトラウマになってどうしても行きたくない警察官もいますから、そういう人たちは来なくても良かったんです。ですが私はこれが仕事だと思い向かいました。あの日のことは今でも記憶に焼きついて精神的にも落ち着かない日もあります。でも、カウンセリングを受けたりしてゆっくりと着実に乗り越えているのだと感じています。もちろん私はこれからも多くの人を助けるためにこの仕事を続けていきます。アリーナに再び足を運ぶことで、自分たちはテロに屈していないということを証明できますから。そして今後も、アリーナへコンサートにやって来る何千人という人たちも、同じ気持ちで前に進むことができると信じているのです。」

画像は『Manchester Evening News 2017年9月11日付「They witnessed the aftermath of the Manchester bombing – but Mojo and his handler were back on duty at the Arena on Saturday night」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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